AUD/USDは金曜日、0.7200近辺で推移し、日中の変動は小幅にとどまった。直近の高値圏を維持している。市場は、火曜日に予定される豪準備銀行(RBA)の金融政策決定を前に慎重姿勢となった。
豪ドルは主要通貨に対して底堅さを保った。ロイター調査では、エコノミストの大多数が0.25%ポイント(=25ベーシスポイント。金利の小さな変化を表す単位)利上げを予想し、政策金利が4.35%になる見通しが示された。
Rba Policy Watch
オーストラリアの3月の消費者物価指数(CPI。物価の動きを示す指標)の前年比は4.6%となり、中銀の目標を上回った。市場はブロック総裁の発言から、今後の金融政策の方向性を探っている。
中東情勢の緊張に伴うエネルギー供給リスクや、ホルムズ海峡をめぐる不透明感が、インフレ(物価上昇)圧力を強める要因として挙げられた。これらのリスクは政策見通しを考えるうえでの背景要因となっている。
米ドルは、地政学リスクが安全資産需要(不確実性が高まる局面で買われやすい通貨・資産への需要)を押し上げ得る状況でも、勢いを欠いた。市場はFRB(米連邦準備制度理事会)が年末まで金利を据え置くと見ている。
FRBのカシュカリ総裁は、エネルギー価格の上昇がインフレの急変(インフレショック)を招く場合、追加利上げの可能性があると述べた。米政権がイランに関して軍事的選択肢を検討しているとの報道は、断続的にドルを下支えした。
Market Volatility Strategies
テヘランが木曜日に米国へ新たな提案を提出したとの外交関連の報道が、米ドルの重しとなった。その後、市場の関心は米ISM製造業PMI(購買担当者景気指数。企業への調査で景況感を測る指標)の発表に移った。