ECB理事会メンバーのガブリエル・マクルーフ氏は、中東紛争の終結時期がはっきりしないことが、エネルギー価格が「高止まり」する懸念を高めていると述べた(ロイター)。また、インフレ期待(将来の物価上昇率についての市場や家計の見通し)が2%目標から外れていないか(アンカーが外れる=目標を基準にした見通しが崩れる)、注意深く点検すべきだとした。
マクルーフ氏は、生産・輸送・サービスにおけるコスト増による物価押し上げ(コストプッシュ圧力=原材料・物流費などの上昇が価格に転嫁される動き)といった間接的な影響を監視すると述べた。さらに、賃金を通じた「第二波」の影響(賃上げ→企業の販売価格引き上げにつながる波及)は、賃金改定の時期が企業や業種でずれる(段階的に決まる)ため、表面化まで時間がかかり得ると付け加えた。
市場では、欧州時間のドル/ユーロ(EUR/USD)は米国時間でおおむね堅調に推移し、1.1750を上回る水準で取引された。