GBP/JPYは金曜日、序盤に211.78まで下落した後、213.00を再び上回った。執筆時点では213.00を数pips(為替の最小変動単位)上回る水準だった。
同通貨ペアは欧州時間の早い時間に約200pips下落し、他の円クロス(円が絡む通貨ペア)も同方向に動いた。明確な材料は見当たらず、日本の財務省による2日連続とみられる為替介入(政府・当局が市場で通貨を売買して相場を動かすこと)観測が背景とされた。
円介入リスクが強まる
日本の政府高官は、5月1日のメーデー(労働者の祝日)に伴う薄商い(取引量が少ない状態)の時間帯に、東京が再び動く可能性を示唆した。日本はゴールデンウィーク(大型連休)期間にも入る。
木曜日にはGBP/JPYが一時、最大で約600pips下落し、その後は日中の終わりまでに下げのほぼ半分を取り戻した。円の全面高は、USD/JPYが160.00を上回った後に起きた。160.00は日本当局が行動に出やすい水準として意識されている。
英国では、イングランド銀行(BoE、英国の中央銀行)が政策金利(短期の指標となる金利)を3.75%に据え置いた。採決は8対1だった。BoEのインフレ目標は2%で、政策金利のほか、量的緩和(国債などを買ってお金を市場に増やす政策)や量的引き締め(保有資産を縮小してお金を減らす政策)を通じて、資金調達環境やポンド相場に影響を与える。
円クロスは極端な値動きが続いており、GBP/JPYも213.00近辺で大きく振れている。日本当局が円買い介入(円を買って円高方向へ誘導する操作)に踏み切った可能性が高く、当面はこうした急変が「通常」の状態になりやすい。ゴールデンウィーク中は取引量が減るため、当局の取引が相場に与える影響が大きくなりやすい。