市場は金曜早朝も不安定な値動きが続いた。欧州では「レーバーデー(労働者の日)の祝日」で休場の市場が多い。米国では後ほど、ISM(米供給管理協会)が4月の米製造業PMI(購買担当者景気指数:企業の購買担当者への調査で景気の強弱を測る指標)を公表する。
ドル/円は160.70円を上回り、7月以来の高値を付けた後、欧州時間に急落した。ロイターは関係者2人の話として、日本が約2年ぶりに為替介入(当局が市場で通貨を売買して相場を動かすこと)を実施したと伝えた。木曜はドル/円が2%超下落した。
円買い介入観測が再燃
金曜のドル/円はアジア時間に157.00円台を回復したが、欧州時間に再び下落し156.50円を割り込んだ。2回目の介入観測が強まった。
イラン側の交渉担当であるモハンマド・バゲル・ガリバファフ氏は、米国とイスラエルによる停戦違反を理由に、イランがホルムズ海峡を「開放することは不可能だ」と述べた。マスード・ペゼシュキアン大統領は、米軍によるイラン港湾の海上封鎖を「軍事作戦の延長だ」と非難した。
AP通信によると、トランプ米大統領はホルムズ海峡の封鎖停止を実現しつつ、イラン港湾への封鎖は維持する方法を検討している。また、エネルギー輸送の妨害(原油やLNGなどの流れを止める行為)に伴うコストをイランに負担させるため、同盟国と連携しているとも報じた。
ECB(欧州中央銀行)は政策金利を据え置いた。ロイターは関係筋の話として、6月の利上げが見込まれ、ブレント原油(北海産の国際指標原油)が1バレル100ドル超で推移し、ホルムズ海峡の混乱が続けば、その後さらに1回の利上げが想定されると伝えた。ユーロ/ドルは木曜に約0.5%上昇した後、1.1750近辺で取引された。
中銀動向と市場の再評価
英中銀(BoE)は政策金利を3.75%で据え置き、金融政策委員会(MPC)では1人が0.25%(25bp=ベーシスポイント、金利の単位で0.01%が1bp)の利上げを支持した。ポンド/ドルは木曜に約1%上昇した後、1.3600近辺で推移した。ドル指数(DXY:主要通貨に対するドルの強弱を示す指数)は木曜に0.9%下落し、金曜は98.00近辺で横ばい。金(ゴールド)は木曜に1.5%超上昇したが、金曜早朝には4,600ドルを下回った。
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