関係筋によると、ブレント原油が100ドル超で推移すればECB政策担当者は6月以降に2回の利上げを検討

    by VT Markets
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    Apr 30, 2026

    関係筋がロイターに語ったところによると、欧州中央銀行(ECB)は今年、少なくとも2回の利上げ(政策金利を引き上げること)を行う可能性が高い。最初の利上げは、イラン情勢(イランを巡る軍事・外交上の対立)に解決の兆しがなければ、6月になる可能性があるという。

    ECBは4月会合で金利を据え置いた。エネルギー価格の上昇を受けて、金融引き締め(インフレを抑えるために金利を上げ、資金の流れを抑える政策)について議論していることを示唆した。

    Policy Signals And June Timing

    匿名の関係筋は、航路や輸送の混乱が続き、ブレント原油のスポット価格(現物取引の価格)が1バレル=100ドルを上回って推移する場合、6月に動くと見込むと述べた。ラガルド総裁は利上げについて長時間の議論があったとし、別の関係者は4月ではなく6月が検討されていると語った。

    別の関係筋は、今後の利上げは米国とイランの対立の進展次第だと述べた。また、緊張緩和(対立の沈静化)により原油価格が下がり、ユーロ圏(ユーロを使う国の集まり)の景気見通しが改善する可能性があると付け加えた。

    Market Focus Shifts To Cuts

    足元ではブレント原油は1バレル=78ドル前後で推移しており、昨年の危機的水準から大きく低下している。欧州統計局(ユーロスタット)が公表した最新データでは、ユーロ圏の総合インフレ率(物価上昇率の代表指標)が3.1%まで鈍化し、2025年初の7%超から低下した。ECBの主要金利(政策金利の中心となる短期金利)は昨年6月以降4.75%で据え置かれており、市場は利上げではなく利下げ(政策金利を引き下げること)の時期に注目している。

    この変化を踏まえると、向こう数カ月はECBがハト派(景気への配慮を優先し、利下げに前向きな姿勢)に傾く可能性を意識したポジションが検討される。金利スワップ(固定金利と変動金利の支払いを交換する取引で、金利低下で利益が出やすい)など、金利低下で利益が出やすいデリバティブ(金融派生商品)の魅力が高まっている。焦点は「どこまで金利が上がるか」ではなく、「最初の0.25%(25bp=ベーシスポイント。金利の単位で0.01%が1bp)の利下げがいつ実施されるか」に移っている。

    債券市場のボラティリティ(価格変動の大きさ)は重要な要因だ。インフレ鈍化にもかかわらず、利下げ時期は不透明なままである。サービス価格のインフレが粘着的(下がりにくい)として、ECBが想定より長く緩和(利下げ)に踏み切らないリスクに備える動きがあり、ドイツ国債先物(ブント先物)にかかるオプション(将来、決めた価格で売買できる権利)の価格が上昇している。単に金利低下を見込むだけでなく、この不確実性を利用する戦略が有効となる可能性がある。

    この環境はユーロにも影響しており、利下げ観測の強まりを背景にユーロは対ドルで弱含んでいる。EUR/USD(ユーロ/米ドル)の下落に備える、または下落を見込むオプションに妙味が出る可能性がある。最大のリスクは、地政学的緊張(国際政治・軍事リスク)の再燃や、予想外に強いインフレ指標で、ECBの政策転換(利下げへの動き)が遅れることだ。

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