米国住宅価格指数(前月比)は2月に0%となった。市場予想(0.2%)を下回った。
今回の発表は、2月の指数が前月から変化しなかったことを示す。予想との差は0.2ポイント(「ポイント」は%そのものではなく、%の差を示す単位)となる。
住宅市場のシグナルは弱気に転じる
2月の住宅価格指数が横ばいとなったことは、住宅市場にとって重要な弱気シグナルだ。市場は鈍いながらも上昇が続くと見ていたため、想定外の結果となった。このデータは、2025年以降の金融引き締め(インフレ抑制のために政策金利を高めに維持し、資金調達をしにくくする政策)が住宅セクターの重しになっていることを裏付ける。これは景気減速を先に示す指標(先行指標)として注目される。
この報告は、直近の弱いデータの流れに加わる。3月の住宅着工件数(新たに建設を始めた住宅の件数)は4.2%減少し、建設許可件数(将来の建設計画を示す許可ベースの統計)は年率換算139万件と18カ月ぶりの低水準にある。さらに、平均的な30年固定住宅ローン金利(30年間金利が変わらない住宅ローン)は6.3%を上回ったままで、購入のしやすさ(アフォーダビリティ、所得に対して無理なく買える度合い)が住宅需要を抑えている。弱さは一時的ではなく、傾向になりつつある。