中東情勢の不透明感とリスク回避が強まる中でもユーロは対ドルで持ち直し、1.1700を上回る

    by VT Markets
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    Apr 24, 2026

    EUR/USDは金曜日、中東情勢の不透明感を背景に市場が「リスク回避(リスクの高い資産を避け、安全とされる資産に資金が向かう動き)」となる中でも下げ幅を縮小した。2週間ぶり安値の1.1670から反発し、1.1700台を回復。週間では約0.4%下落する見通し。

    停戦は維持されているが、米国とイランの緊張は高まっている。トランプ氏はイランに合意の締結を促し、イスラエルは攻撃再開に向け「米国の承認(ゴーサイン)を待っている」と表明。テヘランは、エネルギー施設が標的になれば湾岸の油田を攻撃すると警告した。

    ユーロ圏データで先行き懸念

    ユーロ圏の経済指標は弱かった。ドイツのIFO企業景況感指数は4月に84.4へ低下し、2022年10月以来の低水準。フランスの消費者信頼感も悪化した。

    米国では、国防長官ピート・ヘグセス氏とダン・ケイン将軍による説明会(08:00、GMT12:00)に注目が集まった。欧州では来週木曜日のECB(欧州中央銀行)理事会が焦点で、市場では政策金利は据え置き(変更しない判断)が有力視されている。

    テクニカル面では、EUR/USDは1.1645〜1.1670で下値支持(サポート=下げ止まりやすい水準)を維持し、上値抵抗(レジスタンス=上げにくい水準)は1.1720付近、重要水準は1.1740。4時間足の14期間RSI(相対力指数=買われ過ぎ・売られ過ぎをみる指標)は50を下回り、MACD(移動平均収束拡散=トレンドの強さや転換をみる指標)も小幅マイナス。下値の目標は1.1505〜1.1525に置かれている。

    ECB前のヘッジ戦略

    ドイツIFOの弱さ(84.4まで低下)は、来週のECB会合を難しくする。市場は「タカ派(インフレ抑制を重視し、利上げなど引き締めに前向きな姿勢)」を織り込みつつあるが、弱い経済指標はECBが利上げを先送りする理由になり得る。2022年には、ECBがインフレと成長への対応で後手とみられた局面でEUR/USDがパリティ(1ユーロ=1ドル)を割り込んだ経緯がある。

    今後数週間は、ECBが「ハト派(景気を重視し、利上げに慎重な姿勢)」に傾くサプライズや、イラン情勢の一段の悪化に備え、EUR/USDのプット・オプション(一定価格で売る権利。下落リスクへの保険)購入を検討したい。重要なサポートである1.1645を下回る行使価格(ストライク=権利行使の価格)を狙うのが妥当で、割り込めば1.1525近辺まで急落する可能性がある。オプションのコスト(プレミアム=購入代金)は上昇しているものの、損失を限定できる点は不確実性の高い局面で有効だ。

    市場の不安はVIX(ボラティリティ指数=株式市場の予想変動率で、恐怖指数とも呼ばれる)にも表れ、22を上回っている。これは投資家心理の悪化を示し、通貨だけでなく幅広い市場で価格変動(ボラティリティ=値動きの大きさ)が増える可能性がある。そのため、ECB発表前にEUR/USDでロング・ストラドル(同じ行使価格・期限のコールとプットを同時に買い、上下どちらかに大きく動けば利益を狙う戦略)のように、大きな値動きで収益機会がある手法も選択肢となる。

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