英国のGfK消費者信頼感指数は4月にマイナス25となった。市場予想のマイナス24を下回った。
英国の消費者信頼感が予想以上に悪化したことは、先行きへの悲観が強まっていることを示す。家計の状況(収入や支出の見通し)や英国経済全体への見方が悪化しており、今後数カ月の家計消費(個人による支出)が鈍る可能性が高い。
FTSE100より英国国内景気の影響を受けやすいFTSE250指数について、プット・オプション(期日までにあらかじめ決めた価格で売る権利)の買いを検討したい。英国家計への依存度が高い銘柄が多いからだ。英国国家統計局(ONS)の直近データでは、小売売上高の数量(物価変動の影響を除いた販売量)がこの四半期、横ばいで推移している。消費者がすでに慎重だったところに、信頼感の低下が重なると、横ばいが減少に転じるおそれがある。
国内指標の弱さは、英ポンドを米ドルに対して売る(ショートする)戦略も後押しする。景気減速が見込まれるほど、イングランド銀行(英中央銀行)が利上げを進める可能性は低下し、通貨が下げやすくなる。GBP/USD(英ポンド/米ドル)の先物(将来の売買価格をいま決める取引)やオプション(売買する権利)を使い、ポンド安局面での収益機会を狙える。
過去を振り返ると、2022年のインフレ急騰局面では、GfK指数がマイナス49まで落ち込み、その後に景気の勢いが鈍った。今回の水準も低迷が続いており、景気の勢いが損なわれるリスクが意識される。