ニュージーランド・ドル(NZD)は木曜日、米国とイランの緊張が高まり「リスク回避(安全資産を選び、リスク資産を売る動き)」が強まったことで、強い米ドル(USD)に対して中程度下落した。NZD/USDは最近のレンジ内で推移し、上値は0.5930手前で抑えられ、下値はおおむね0.5870付近で支えられた。
今週前半に公表されたニュージーランドの消費者物価データでは、物価上昇圧力がニュージーランド準備銀行(RBNZ:同国の中央銀行)の目標を上回る状態が続いていることが示され、NZDの下支えになった。ただ中東情勢を背景に取引は慎重で、通貨ペアは狭い値幅にとどまった。
全体の流れとしては4月初旬の安値からの持ち直し基調が続く一方、勢い(モメンタム:値動きの強さ)は弱まり、4時間足の指標は下向きに転じた。注目は0.5870付近の下値支持に集まっている。RSI(相対力指数:買われ過ぎ・売られ過ぎを示す指標)は50をわずかに下回り、MACD(移動平均収束拡散法:トレンドの方向や転換を測る指標)のヒストグラム(棒グラフ部分)は小幅なマイナスとなった。
0.5860~0.5870を下抜けると、4月13日の安値付近0.5800への下落が意識され、その次は4月初旬の安値である0.5700割れが視野に入る。上方向では、0.5930(4月17日、22日の高値)を上抜ければ、0.5965(3月10日の高値)、さらに2月下旬の高値である0.6000付近を試す展開が想定される。
テクニカル分析の章はAIツールの支援を受けて作成した。