AUD/USDは木曜のアジア時間に反落し、前日比0.24%安の0.7145前後となった。序盤は上昇していたが、リスク選好(投資家が高リスク資産を取りやすい状態)が後退した。イランがホルムズ海峡で船舶3隻を攻撃したことが背景で、同海峡は世界のエネルギー供給の約2割に関わる重要ルートとされる。
S&P500先物は0.53%安の7,100近辺。米ドル指数(DXY、主要通貨に対するドルの強さを示す指数)は0.1%高の98.70前後と、1週間超で高値となった。
米ウォール・ストリート・ジャーナルによると、テヘランは船舶3隻に発砲し、そのうち2隻をイラン領海へ護衛し、さらにイランへ移送しているという。米・イランの停戦延長があっても、ホルムズ海峡の混乱による原油高は、原油輸入国(エネルギーを海外から買う国)の通貨に下押し圧力となっている。
豪州では4月速報のS&PグローバルPMI(購買担当者景気指数=企業の受注・生産・雇用などから景気の強弱を測る指標)が3月から改善。総合PMIは46.6から50.1に上昇し、景気の分岐点とされる50.0を回復した。製造業とサービス業の双方で生産が増加した。
テクニカル面では、0.70割れから持ち直した後も、20期間EMA(指数平滑移動平均線=直近データに重みを置く移動平均)0.7086を上回って推移。RSI(相対力指数=買われ過ぎ・売られ過ぎを示す指標)は60近辺で、買われ過ぎの水準ではない。
下値支持は0.7086。上値抵抗は0.7222、次いで0.7300が意識される。