NZD/USDは4日続伸し、木曜日のアジア時間は0.5910近辺で推移した。米国とイランの停戦延長を受けて「安全資産(リスク回避局面で買われやすい資産)」への需要が弱まり、米ドルが下落したことで、0.5900前後を維持した。
トランプ米大統領は火曜日、パキスタンの要請を受けてイランとの停戦を延長すると述べた。テヘランから統一提案が出るのを待つための判断とされ、エネルギー価格を押し上げていた紛争再燃への警戒が後退した。
一方、緊張は高止まりしている。イランがホルムズ海峡(中東の原油輸送の要衝)を管理し、通航を制限して船舶を標的にしているためだ。イラン国会議長で首席交渉官のモハンマド・バゲル・ガリバフ氏は、米国とイスラエルが停戦違反を続け、米海軍の海上封鎖(特定海域で船舶の通行を実質的に妨げる措置)もある中で、海峡の再開は「不可能」だと述べた。
ニュージーランドでは、労働党がインド・ニュージーランド自由貿易協定(関税引き下げなど貿易条件を定める協定)を支持すると表明した。これにより与党の国民党とACT(ACTニュージーランド)に、議会通過に必要な票が集まる形となった。
ムーディーズはニュージーランドの見通しを「安定的」から「ネガティブ(先行き悪化の可能性)」へ変更した。背景として、世界的な景気・政治の不確実性を挙げた。フィッチも3月に同様の引き下げを行っている。