チャーター・コミュニケーションズ株、2021年高値から70%下落し足元は240ドル近辺──安値水準に注目

    by VT Markets
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    Apr 22, 2026

    チャーター・コミュニケーションズは、米国の大手ケーブルテレビ・ブロードバンド(高速インターネット)事業者だ。株価は2021年8月に800ドル超だったが、現在は約240ドルと、ピークから約70%下落している。

    日足チャートでは、長期下落の後に「逆三尊(インバース・ヘッド&ショルダー)」が形成された。これは、安値が「左肩→頭→右肩」と切り上がる形で底打ちを示唆する典型的なパターンだ。「ネックライン(戻り高値同士を結ぶ線)」はすでに上抜けており、パターン確認の第一段階となる。

    ネックライン上抜け後は、割れた(突破した)ネックライン付近まで押し戻される「リテスト(再確認)」が意識されやすい。今回のネックラインは「下降トレンドライン(右下がりの線)」のため、押し戻しが起きる時期によって水準が変わる。

    リテストで下げ止まれば、従来の「抵抗線(上値を抑える水準)」が「支持線(下値を支える水準)」に転換したと解釈できる。その水準からの反発は、上昇継続の確認材料として用いられる。

    一方、過去の安値(2024年4月ごろ)付近では、別の「ヘッド&ショルダー(三尊天井)」がほぼ完成しかけた局面もあった。「メジャード・ムーブ(チャート形状から算出する目標値)」として70%の下落余地が意識されたが、実際の下落は約30%で止まり、2025年4月の決算後に下落した経緯がある。

    チャーターでは、数年にわたる大幅下落の後に、典型的な底入れパターンが進行している。逆三尊のネックライン上抜けは、長期下落トレンドの終了を示唆する。ただし、テクニカル(値動きの形)に対し、ファンダメンタルズ(事業実態)面の逆風が強い。直近四半期でもブロードバンド加入者が6万1000件減ったと報じられている。

    背景にあるのは競争激化だ。携帯電話会社が提供する「FWA(Fixed Wireless Access、固定無線アクセス:自宅向けインターネットを無線で提供する方式)」が、昨年の家庭向けネットの純増(解約を差し引いた増加)の約88%を獲得したとのデータもある。これがケーブル事業者の成長に上限を与え、投資家の買いを鈍らせ、株価を押し下げてきた主因だ。

    デリバティブ(金融派生商品)取引では、リスク水準を決めやすい局面でもある。強気の投資家は、5月または6月期限のコールオプション(将来一定価格で買う権利)で、上抜け直後の勢いを狙う手がある。慎重派は、ネックラインのリテストを待ち、抵抗線から支持線に変わった水準での反発を確認してから入るのが無難だ。

    大きなリスクは、4月下旬に見込まれる決算発表だ。2025年4月にも、似た強気パターンが決算で崩れた。加入者数が弱いと、テクニカルの形が機能しなくなる可能性がある。つまり、この銘柄は自社ニュースに左右されやすい。

    決算リスクを踏まえると、コール買い単体より「デビット・スプレッド(買いのオプションと売りのオプションを組み合わせ、支払額を抑える手法)」、例えば「ブル・コール・スプレッド(コールを買い、より高い行使価格のコールを売る)」が現実的だ。利益は上限がある一方、コストとリスクを抑えられ、決算後に「ボラティリティ・クラッシュ(決算通過で予想変動率が低下し、オプション価格が下がる現象)」の影響も軽減できる。

    別の選択肢として、決算後まで待つ方法がある。ニュース通過後も株価がネックラインの支持を維持できれば、パターンの信頼性は高まる。初動を取り逃がす可能性はあるが、成功確率が高いエントリーになりやすい。

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