ソシエテ・ジェネラル:トランプ氏のイラン停戦延長でブレント原油は高値から下落、回復はなお不透明

    by VT Markets
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    Apr 22, 2026

    ブレント原油は、トランプ大統領がイランの停戦を無期限に延長したことを受け、直近高値から下落した。原油価格は正常化(供給不安が落ち着き、需給が平常に戻る過程)に向けて不透明な道筋にあり、ホルムズ海峡の再開(船舶通航の再開)に結びつく動きも含め、先行きは見通しにくい。

    ブレント原油は1バレル=120ドル近辺で上値の重さ(上昇が抑えられること)に直面し、この水準に複数回接近した後に反落した。一時は日中に100ドル/バレルを上回ったものの、上昇は続かなかった。

    テヘラン(イラン政府)は、米国が海上封鎖(軍艦などで海上交通を実質的に制限する措置)を解除する可能性を示す兆しがあると述べた。これは、パキスタンで予定される次回協議への参加条件とされている。米国は、イランが新たな提案を提出し協議がまとまるまで、追加攻撃をいったん見合わせる見通しだ。

    テクニカル面(過去の価格推移から相場の節目を読む手法)では、4月高値の104ドル近辺が当面の上値抵抗線(上値を抑えやすい水準)となる。104ドルを上抜ければ、反発が広がる可能性が高まる。

    ブレント原油は、1月以来初めて50日移動平均線(直近50日間の終値平均を線で示し、相場の基調を測る指標)を試しており、短期的にはもみ合い(一定レンジ内での小動き)となる可能性がある。90~91ドル付近の50日移動平均線を維持できなければ、下落が深まるサインとなり得る。

    イラン停戦の無期限延長で当面の供給不安が後退し、ブレント原油は調整局面(上昇後の押し)にある。価格は1月以来初めて重要な下値支持線(下げ止まりやすい水準)を試しており、市場は90~91ドルの50日移動平均線を注視している。ここが次の大きな値動きを左右しそうだ。

    この支持帯を割り込めば、下落が深まる公算が大きい。下落に備える方法として、プット・オプション(将来、あらかじめ決めた価格で売る権利。下落に強い)を権利行使価格(行使できる売買価格)85ドルや80ドル近辺で購入し、下落リスクの抑制や下落局面での収益機会を狙う戦略が考えられる。米エネルギー情報局(EIA)の最新週報で、米国の原油在庫が予想外に210万バレル増加(在庫積み上がり=需給の緩みを示しやすい)したことも、下押し観測を補強する。

    一方、90ドルの支持が維持されれば、4月高値の104ドル近辺まで反発する可能性がある。104ドルを明確に上抜ければ、回復基調が広がるシグナルとなり、コール・オプション(将来、決めた価格で買う権利。上昇に強い)やブル・コール・スプレッド(安い権利行使価格のコールを買い、高い権利行使価格のコールを売ってコストを抑える上昇狙いの組み合わせ)が選択肢となる。ただし、このシナリオは、米国による海上封鎖解除やホルムズ海峡再開を巡る具体的なニュースに左右されやすい。

    地政学リスク(国際対立や軍事・外交要因)が高いことから、次の方向性にかかわらず、ボラティリティ(価格変動の大きさ)は高止まりしやすい。CBOE原油ボラティリティ指数(OVX、原油オプション価格から市場が見込む将来の変動率を示す指標)が45と高水準にあるため、ロング・ストラドル(同じ権利行使価格・期限のコールとプットを同時に買い、大きな上下変動で利益を狙う戦略)など、大きな値動きで収益を狙う手法が有効となり得る。上でも下でも大きく動けば利益機会が生まれる。

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