金(XAU/USD)は月曜日、弱気の窓(前週終値より安く始まること)を開けて始まった後、下げ止まった。アジア時間には一時約4,737ドルまで下落したが、その後は4,800ドル近辺で推移した。
ホルムズ海峡をめぐる緊張は高止まりしている。イランが一時的に再開した後、事実上再び海峡を閉鎖したためだ。イランは、米国が自国の港を海上封鎖していることが、現行の停戦条件への違反に当たると主張した。
米海軍はオマーン湾でイランの貨物船を拿捕し、船内検査を実施。これに対しイランは報復を示唆した。2週間の停戦は水曜日に期限を迎える。
米国のドナルド・トランプ大統領は、停戦延長は「極めて可能性が低い」と述べ、「合意に署名するまでホルムズ海峡は開かない」と発言した。さらに、合意に至らなければ米国が「イランのすべての発電所とすべての橋を破壊する」とも書き込んだ。
ロイターによると、イラン高官は、パキスタンが封鎖終結に向け「前向きな努力」をしており、イランの協議参加を支援していると述べた。原油高はインフレ(物価上昇)リスクを意識させ、金融引き締め(利上げや資金供給の抑制)が長期化する可能性を支える要因になり得る。
米国では、小売売上高(消費の強さを示す指標)と、S&PグローバルのPMI速報値(企業の景況感を示す指数)が発表される。加えて火曜日には、ケビン・ウォーシュ氏のFRB(米連邦準備制度理事会)議長指名に関する上院の承認公聴会が控える。4時間足では、200期間SMA(単純移動平均=一定期間の平均値でトレンドをみる指標)が4,794ドル、100期間SMAが4,706ドル。RSI(相対力指数=買われ過ぎ・売られ過ぎをみる指標)は50.24、ADX(平均方向性指数=トレンドの強さを測る指標)は14.47。上値の目安は4,890ドルと5,000ドル近辺。中央銀行は2022年に1,136トン、約700億ドル相当の金を買い増した。