USD/CADは月曜日、6日続落となり、日中高値の1.3709近辺から下落し、1.3663近辺で取引された。週初に上向きの「窓」を開けて始まった後、米ドルが軟化したことが背景にある。窓(ギャップ)とは、週末などを挟んで取引が再開した際に、前回終値と今回始値の間に価格差が生じる現象を指す。
週末には、イランがホルムズ海峡を再び封鎖し、米海軍の海上封鎖に関連した停戦違反を理由に挙げた。パキスタン主導の外交努力が報じられると、市場の警戒感が後退し、安全資産として買われやすい米ドルへの需要が弱まり、カナダドルを下支えした。
カナダでは3月消費者物価指数(CPI、物価の総合的な上昇率を示す指標)が前月比0.9%上昇し、2月の0.5%から加速したが、市場予想の1.1%を下回った。前年比は1.8%から2.4%へ上昇したものの、予想の2.5%を下回った。
コアCPI(生鮮食品やエネルギーなど価格変動の大きい品目を除き、基調的な物価をみる指標)は前月比0.2%上昇と、2月の0.4%から鈍化。一方、コアの前年比は2.3%から2.5%へ上昇した。これらの結果は、今月後半の会合を前に、カナダ銀行(中銀)が慎重な姿勢を取りやすいことを示している。
市場は米国・イラン情勢の続報に注目している。2週間の停戦が水曜日に期限を迎えるなか、今週中に2回目の協議が行われる可能性がある。トランプ米大統領は停戦延長は「極めて可能性が低い」と述べ、合意文書が署名されるまで海峡は再開しないとの考えを示した。