GBP/JPYは週明け月曜の欧州時間に214.60近辺まで上昇した。日銀が4月28日に決定する政策金利を巡る不透明感から円が下落したことが材料となった。
市場では、エネルギー価格の上昇など家計や企業の負担を増やす「負のエネルギーショック(エネルギーコストの急上昇による景気下押し)」を受け、先行き見通しが悪化する中でも日銀が利上げ(政策金利の引き上げ)に踏み切るか見方が割れている。植田和男総裁は、日本で「負の供給ショック(供給制約により物価が押し上げられる一方、景気を下押しする要因)」に伴うインフレ率の上昇がみられると述べた。
日本では金曜日発表の3月全国消費者物価指数(全国CPI)に注目が集まる。生鮮食品を除く全国CPI(天候で変動しやすい生鮮食品を除き、物価の基調を捉えやすい指標)は前年比1.8%と予想され、前回の1.6%から伸びが拡大する見通しだ。
英ポンドは、主要指標の発表を控える週初は強弱まちまち。英国では火曜日に2月までの3カ月の雇用統計、続いて水曜日に3月消費者物価指数(CPI)が公表される。
雇用統計は賃金の伸びが鈍化し、ILO失業率(国際労働機関基準で失業者を定義する失業率)が5.2%で横ばいになる見通し。インフレ率は一段と加速するとみられている。
英中銀(イングランド銀行)のベイリー総裁は、「非常に大きなマイナスのショック(景気に強い下押し圧力がかかる出来事)」があっても、4月30日の会合で政策変更を急ぐ必要はないと述べた。英国のCPIは、英統計局(ONS)が毎月公表する政府の目標指標で、前年同月比で評価される。