ブレント原油は、ホルムズ海峡をめぐり米国とイランの緊張が高まったことを受け、1バレル=約95ドルまで上昇した。ブレントは金曜日、イランが「イスラエルとレバノンの米国仲介による10日間の停戦期間中、海峡は開放される」と述べた後、90ドルで取引を終えていた。
その後、米国が海上封鎖(船の通行を制限する措置)を継続すると確認したのを受け、イランは「海峡は再び閉鎖された」と表明した。さらにイランが海峡付近の船舶に発砲したとの指摘も出ている。
週明け月曜日の早い時間帯には、米国が海上封鎖を破ろうとしたイランの貨物船を拿捕(だほ:取り押さえて支配下に置くこと)した。イランは報復するとし、火曜日に停戦が期限を迎える前に予定される第2回協議の見通しは不透明となっている。
イランは「封鎖が解除されない限り協議には参加しない」と述べた。別途、米財務省はロシア産石油に対する制裁の適用除外を1カ月延長した。
原油の値動きは、ホルムズ海峡周辺の供給障害リスク(輸送停止や遅延による供給不足の可能性)と結びついている。海峡を通る原油の流れが早期に再開しなければ、ブレントは再び1バレル=100ドルを上回る可能性がある。