中国人民銀行、ドル/人民元の基準値を6.8648元に設定 前日6.8622元・ロイター予想6.8291元を上回る

    by VT Markets
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    Apr 20, 2026

    月曜日、中国人民銀行(PBOC)は米ドル/人民元(USD/CNY)の基準値(当局が毎日示す中心レート)を6.8648に設定した。前週金曜日の6.8622およびロイター推計の6.8291と比べ、元安方向となった。

    PBOCの主要な金融政策目標は、物価の安定(為替の安定を含む)と経済成長の支援だ。また、中国の金融市場の開放・育成など、金融改革にも取り組む。

    PBOCは中華人民共和国の国家が保有しており、独立した組織ではない。国務院(中国の行政機関の中枢)の総理が指名する中国共産党委員会書記が運営と方針に強い影響力を持ち、潘功勝氏が書記と総裁(中央銀行トップ)を兼務している。

    PBOCは複数の政策手段を用いる。代表例は、7日物リバースレポ金利(中央銀行が金融機関から国債などを一時的に買い入れ、短期金利を誘導する手段)、中期貸出制度(MLF、中央銀行が一定期間、資金を供給する仕組み)、為替介入(外貨売買で相場に影響を与える行為)、預金準備率(RRR、銀行に義務付ける預け入れ比率)だ。ローンプライムレート(LPR、銀行貸出の基準となる金利)は、中国の基準金利として貸出金利や住宅ローン金利、預金金利に波及し、人民元相場にも影響する。

    中国は民営銀行(民間資本が出資する銀行)を認めており、19行ある。最大手には、テンセントが支援するWeBank(微衆銀行)や、アント・グループが支援するMYbank(網商銀行)が含まれる。民間資本による銀行参入は2014年に広く認められた。

    月曜日の中心レートは、市場予想よりも元安に設定された点で、今後数週間に向けた重要なシグナルといえる。景気への再度の圧力を背景に、通貨価値を調整する意図が示された可能性がある。推計値からの乖離は今年1月以来で最大だ。

    この動きは、直近の経済指標への警戒を反映している可能性が高い。中国の1〜3月期GDP成長率は4.8%とされ、政府が想定するペースに届かなかった。3月の輸出も前年同月比で約2%減となり、通貨安は輸出競争力(海外での価格面の優位)を高める手段になる。PBOCは当面、通貨の強さより輸出支援を重視しているとみられる。

    PBOCは多様な手段を持つため、追加の金融緩和(資金を出しやすくする政策)は排除できない。先週、MLF金利を2.5%で据え置いた一方、発信内容は緩和寄りだった。必要なら、RRRの引き下げにより流動性(市場に出回る資金量)を供給する可能性がある。

    過去にも、予想外に弱い中心レートが続いた後にLPRが予想外に15bp(0.15%)引き下げられた例がある。トレーダーは、対ドルでの元高を狙う持ち高(ロング)を積み上げることに慎重であるべきだ。中国関連資産については、為替リスクをヘッジ(変動による損失を抑える取引)することが現実的な対応となる。

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