ウォラー氏、雇用指標でストレス兆候を注視 労働市場の損益分岐点はゼロ近辺との見方示す

    by VT Markets
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    Apr 18, 2026

    米連邦準備制度理事会(FRB)のクリストファー・ウォラー理事は金曜日、アラバマ州のオーバーン大学で経済見通しと金融政策について講演した。雇用市場の「損益分岐点」(雇用者数が増えも減りもしない状態を指す目安)は、現在はおそらくゼロ近辺にあるとの認識を示した。

    また、長期化して未解決の中東戦争は、インフレ(物価上昇)と雇用の両面でリスクを高めると述べた。市場は紛争長期化のリスクを過小評価しているように見えるとも指摘した。

    ウォラー氏は、雇用統計(雇用者数や失業率などのデータ)を注意深く見て、悪化の兆し(雇用環境の弱まり)が強まっていないか確認すると語った。さらに、足元の雇用市場の変化により、現状分析が難しくなっていると付け加えた。

    同氏は、雇用者数が一時的に減少しても、必ずしも景気後退(リセッション)を意味しない可能性があると述べた。また、一連のショック(急な出来事)を経ると、インフレ上振れを「一時的」と見なしてやり過ごす判断が難しくなるとも語った。

    戦争が早期に収束すれば、エネルギー価格上昇というショックを一時的として扱いやすくなるとの見方も示した。加えて、インフレ予想(家計や企業、市場が見込む将来の物価上昇率)が紛争を受けてどう反応するかを注視するとした。

    エネルギー価格が急騰する可能性があり、それがインフレに長く影響する恐れがあるとも警告した。3月の総合PCEインフレ率(PCE=米国の個人消費支出に基づく物価指数で、FRBが重視する指標の一つ。総合=食品・エネルギーを含む)は前年比3.5%に達する可能性が高いと述べた。

    足元のインフレ再加速をFRBが「一時的」として見過ごしにくくなる兆しが出ている。3月の総合PCEインフレ率が3.5%に達すると見込まれる中、最新のCPI(消費者物価指数)も前年比3.7%上昇となり、この見方を裏付ける。これにより、FRBの政策を織り込むデリバティブ(金融派生商品)取引の参加者にとって、近い将来の利下げは起きにくいとの見方が強まりつつある。

    市場は、中東で紛争が長期化するリスクを過小評価しているように見える。紛争が長引けば、エネルギー価格が突然上がる可能性が高まる。今月、ブレント原油(北海産の国際指標油種)は1バレル95ドルまで上昇しており、下振れへの備え(損失を抑える対策)として保険的な取引やオプション(将来の売買価格をあらかじめ決める権利)を使う戦略が有効になり得る。CBOEのボラティリティ指数(VIX=S&P500の予想変動率から算出される「恐怖指数」)が21まで上昇していることも、今後数週間の値動き拡大に備える必要性を示唆する。

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