RBIが国営石油輸入業者向けに特別信用枠を供与、ルピーは対ドルで上昇

    by VT Markets
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    Apr 17, 2026

    インドルピーは金曜日、インド準備銀行(RBI)が国営の石油購入会社(国有の製油会社など)に対し、外貨(主に米ドル)需要を満たすための特別な信用枠(必要時に借りられる融資枠)を開設したことを受け、対米ドルで上昇した。USD/INR(米ドル/インドルピー)は、2日間のもみ合いの後、92.70前後まで低下した。

    ロイターによると、RBIは木曜日、国営製油会社に対し、スポット市場(その場で決済する現物市場)での米ドル買いを減らし、信用枠を利用するよう要請した。この仕組みはロシア・ウクライナ戦争の開始時にも使われたという。3月下旬には、RBIが銀行に対し、営業日終了時点のルピー建てのネット・オープン・ポジション(為替変動の影響を受ける未決済の持ち高)を1億ドルに上限設定するよう求めていた。

    Rupee Gains On Rbi Credit Lines

    原油相場は伸びが抑えられた。市場がリスク選好(投資家がよりリスクの高い資産を買いやすい地合い)に傾く中、ドナルド・トランプ米大統領がイランとの合意は「実現の可能性が高い」と述べたためだ。大統領は「イランとの合意に非常に近い」とし、合意に至らなければ軍事行動を再開すると警告した。

    米ドル指数は98.25近辺で、週ベースで再び下落する見通しとなった。WTI(米国産原油の代表指標)は直近数日で90ドル近辺で推移し、100ドル超からの上昇が一服したことで、原油輸入国の通貨への下押し圧力が和らいだ。

    4月8日に発表された米国・イランの2週間の停戦(一定期間の戦闘停止)を受け、海外機関投資家(FII:外国の大口投資家)は2セッション連続で買い越しとなり、合計で1,048.51クロール(約104.9億ルピー)を買い越した。テクニカル面では、USD/INRは20期間EMA(指数平滑移動平均:直近の値動きをより重く反映する移動平均)の93.06を下回って推移し、RSI(相対力指数:買われ過ぎ・売られ過ぎを測る指標)は48.6、下値は92.46近辺に意識されている。

    Outlook And Key Risks Ahead

    RBIの対応は、インドの原油輸入額が昨年1,600億ドルを超え、これら輸入企業が米ドル需要の最大の担い手であることを踏まえたものだ。需要を市場外(信用枠)へ振り替えることで、米ドルの現物需要を抑える狙いがある。2022年に原油価格が急騰した局面でも同様の介入が行われた。

    原油価格が1バレル90ドルを下回って推移していることも、ルピーの追い風となる。中東情勢の緊張緩和がエネルギーコスト低下につながりやすい点が背景にある。

    また、海外機関投資家がインド株を買い越していることは、ルピーを下支えする材料だ。買い越しは国内への外貨流入(投資のための外貨持ち込み)につながり、USD/INRの上値を抑えやすい。

    テクニカル面では、USD/INRが20日移動平均線(直近20日間の平均値をつないだ線)を下回っている。下値の節目として、92.45近辺が意識される。

    一方で、米国・イラン交渉の不透明さはリスク要因だ。協議が急に決裂すれば原油高につながり、市場心理が悪化してUSD/INRが上昇する可能性がある。

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