GBP/USDは3日続落し、金曜のアジア時間には1.3520近辺で取引された。市場がイングランド銀行(BoE)の利上げ観測を引き下げたことに加え、中東情勢の緊張が和らぐとの見方がポンドの重しとなった。
BoEのアンドリュー・ベイリー総裁は、利上げ判断について「急いで結論を出すつもりはない」と述べた。原油・天然ガス価格の上昇はインフレ(物価上昇)に波及するとしつつも、金利判断は「非常に、非常に難しい」と語った。
木曜のGBP/USDは約0.25%下落し、1.3550を再び下回った後、1.3525近辺で引けた。水曜に1.3600方向へ上昇した後の反動となった。
英国指標は強弱まちまちだった。2月のGDP(国内総生産)は前月比0.5%増と予想(0.1%)を上回り、サービス産出指数も前月比0.5%増(予想0.3%)だった。一方、製造業生産は前月比0.1%減、前年比0.5%減。鉱工業生産(前年比)は-0.4%で、予想(-0.9%)ほど悪化しなかった。
また、米指標が相対的に強く、通貨ペアは0.17%下落。2カ月ぶり高値1.3594を付けた後、1.3534近辺で推移した。米新規失業保険申請件数は218Kから207Kへ減少し、市場予想(215K)を下回った。米鉱工業生産は3月に前月比0.7%から-0.5%へ悪化した。