新たな材料不足で株高は一服、米・イラン協議に依存=IGのクリス・ボーチャンプ氏

    by VT Markets
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    Apr 16, 2026

    株式市場は3月末から急伸したが、停戦協議の可能性について新しい材料が乏しく、上昇はいったん一服している。今後の値動きは、米国とイランの協議が続くかどうかに左右される。

    市場は、海峡が封鎖された場合に世界経済へどのような影響が出るかも注視している。供給網の混乱リスクは、引き続き取引参加者の判断材料だ。

    ネットフリックス株は決算発表を前に底堅かった。決算内容が中東情勢から関心をそらす可能性がある。

    同社の更新情報は、昨年後半の失速からどこまで持ち直したかを見極めるうえで注目されている。世界的なインフレ(物価が継続的に上昇すること)で消費動向も点検されているが、今回の決算で大きな影響は見込みにくい。

    昨年3月末からの株高は遠い記憶となり、市場は見出しだけでは動きにくくなっている。米・イラン協議で実質的な進展が乏しいことが、主要株価指数の上値を抑えている。市場の不安心理の代表的指標であるCBOEボラティリティ指数(VIX、S&P500の予想変動率を基に算出され「恐怖指数」とも呼ばれる)は高止まりし、今月は18前後で推移しており、警戒感の強さを映す。

    この緊張はホルムズ海峡(ペルシャ湾と外洋を結ぶ要衝)に直接波及し得る。米エネルギー情報局(EIA)によれば、同海峡を1日あたり約2,100万バレルの原油が通過する。デリバティブ(株価や商品などの価格に連動する金融商品)を扱う投資家は、エネルギー関連の変動率(価格の振れやすさ)に注意が必要だ。例えば原油ETF(上場投資信託)に対するコールオプション(将来、あらかじめ決めた価格で買う権利)で上振れに備える手段がある。あわせて、燃料価格の急変に影響を受けやすい運輸・航空株には、下落に備える保険としての手当て(下落時に価値が上がり損失を抑えやすいポジション)が検討される。

    すでに摩擦は表面化している。湾岸地域の海上輸送に上乗せされる戦争リスク・プレミアム(有事への備えとして追加で支払われる保険料や運賃)は年初来で20%超上昇した。この不安定さは、VIX先物(VIXを対象に将来売買する契約)や指数オプション(株価指数を対象にしたオプション)で「高い変動」を持つポジションを保有し、ヘッジ(損失を抑えるための対策)とする考え方につながる。外交面の打開がなければ、緊張の高まりが市場の急変を招き、変動率の急上昇に備えた投資家が有利になり得る。

    地政学リスクとは別に、決算シーズンが材料となり、消費の強さに注目が集まっている。ネットフリックスについては、昨年は失地回復が焦点だったが、状況は変わった。昨日の決算では加入者純増が市場予想を上回った一方、広告収入の先行き見通し(会社が示す将来の予測)が弱く、株価の勢いは抑えられた。

    動画配信大手のまだらな結果は、最新の消費者物価指数(CPI、家計が買う商品の価格動向を示す指標)でインフレ率が3%超に張り付いていることと重なり、家計への圧力を示す。デリバティブ取引では、消費関連銘柄で大きく方向を当てにいくより、アイアン・コンドル(同じ満期で複数のコールとプットを組み合わせ、一定の価格帯に収まれば収益を狙う戦略)で、株価が特定レンジで推移する局面を収益機会にする方法がある。加入者の粘着性(解約しにくいこと)と、消費購買力(家計が買える力)の弱まりの綱引きという不透明さを取り込む狙いだ。

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