フランソワ・ビルロワ・ド・ガロー氏は、今月下旬の欧州中央銀行(ECB)会合で利上げ(政策金利を引き上げること)を織り込むのは時期尚早だと述べた。また、金利にあらかじめ決まった道筋(「今後はこう動かす」という固定の計画)はないと付け加えた。
同氏は、必要があればECBは行動するとしつつ、現時点で急ぐ必要はないと説明した。動く前に、十分な量のデータ(判断に足るだけの統計や指標)が必要だとも述べた。
同氏によれば、最大の焦点はインフレが長期化するリスクだという。さらに、基調インフレ(エネルギーや食品など変動が大きい品目を除いて物価の基調をみる指標)については、目標水準に近い状態が続いているとした。
これらの発言単体ではユーロ相場は大きく動かなかった。欧州時間の取引では、米ドル高を背景にEUR/USDは0.15%安の1.1780近辺へ下落した。