WTI(米国産原油の代表的な取引指標)は木曜の欧州時間早朝、1バレル=88.20ドル近辺で取引された。米国とイランの停戦をめぐる楽観論を背景に、価格は下落した。
米国とイランは、4月22日に期限を迎える2週間の停戦を延長するため、間接協議を行っている。ドナルド・トランプ氏は、米国とイスラエルによる対イラン戦争は「終結に近い」と述べた。ホワイトハウスは、パキスタンで再び対面協議が行われる可能性が高いとした。
協議継続への期待がエネルギー供給の混乱懸念を和らげ、WTIの重しとなった。IEA(国際エネルギー機関)は火曜、ホルムズ海峡(中東の主要な原油輸送ルート)を通る輸送の再開が、供給・価格・世界経済への圧力を緩めるうえで最も重要な要因だと述べた。
市場は、イランの港を対象にした米国の封鎖が世界の供給に与える影響も見極めた。米政府は最初の24時間で複数の船舶が引き返したとする一方、イラン以外の港を通る航行は続いたと説明した。