英ポンド反発、中東情勢の緊張緩和でGBP/USDはアジア時間に1.3570近辺で下げ渋り

    by VT Markets
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    Apr 16, 2026

    GBP/USDは前日に小幅安となった後、木曜日のアジア時間に1.3570近辺で取引された。中東の緊張が和らぐとの期待から市場心理(投資家の安心感)が改善し、買い戻しが入った。

    ドナルド・トランプ米大統領は、戦争は「終結間近」と述べた。ブルームバーグなどは、停戦を2週間延長する可能性をめぐる協議に言及したが、トランプ氏は交渉が続いているため延長は不要との見方を示した。

    米国が同地域に兵力をさらに1万人増派する計画を発表し、不透明感は残った。ホルムズ海峡は依然として閉鎖されたままで、エネルギー価格(原油やガスなど)が高止まりし、インフレ圧力(物価上昇の圧力)を強めている。

    市場は、英中銀(Bank of England)が年内に2回利上げするとの見方を織り込み続けた。英ラチェル・リーブス財務相が、ワシントンで開かれるIMF・世界銀行春季会合でスコット・ベッセント米財務長官と会談する点にも注目が集まった。

    米連邦準備制度理事会(FRB)の地区連銀経済報告(ベージュブック:各地区の景気の聞き取りをまとめた報告)は、経済活動が「緩やか」とした。米3月の生産者物価指数(PPI:企業が仕入れ段階で支払う価格の指標)は前年同月比4%に上昇し、FRBが2026年の政策変更に慎重になるとの見方を支えた。

    アルベルト・ムサレム氏は、原油高がコアインフレ(食品・エネルギーなど変動の大きい項目を除いた物価)に波及し得ると述べた。基調インフレは3%をやや下回るか、3%前後で推移し得るとの見通しを示した。

    強材料と弱材料が交錯する中、GBP/USDは大きく動きやすい局面にあり、変動の拡大(ボラティリティ上昇)に備える必要がある。市場はインフレ抑制のための英中銀の2回の利上げを織り込み、最新の英消費者物価指数(CPI:家計が購入する商品の価格の指標)が3.8%で底堅いことが背景にある。一方でFRBは政策金利を据え置くとの見方が強く、この差がオプション取引で狙える値動きを生みやすい。

    中東では停戦への期待と増派の報道が同時に出ており、市場心理に直結している。1カ月物のGBP/USDオプションのインプライド・ボラティリティ(市場が見込む将来の変動率)は11.5%まで上昇し、昨年のエネルギー供給ショック以来の水準となった。今後数週間は、大きな値動きで利益を狙う戦略、例えばロング・ストラドル(同じ行使価格でコールとプットを買い、上下どちらかの大きな動きに賭ける)やストラングル(異なる行使価格のコールとプットを買い、より大きな動きに賭ける)が選好されやすい。

    一方、米ドルは強い経済指標に支えられ、FRBの慎重姿勢を補強している。先週の非農業部門雇用者数(NFP:農業以外の雇用増減を示す重要指標)は21.5万人増と堅調で、利下げを急ぐ材料は乏しい。2025年後半のFRBの政策転換でドルが一時弱含んだが、インフレの粘着性(下がりにくさ)でその流れの多くが巻き戻された。

    英中銀の引き締め姿勢(ハト派の逆で、利上げに前向き)を重視する場合、1.3600の上値抵抗(レジスタンス:上がりにくい価格帯)を上回る行使価格のGBP/USDコールオプション(将来、あらかじめ決めた価格で買う権利)を買うことで、損失を限定しつつ上抜けを狙える。逆に、地政学リスクや米指標の強さで「安全資産志向」(リスク回避の買い)が強まると見る場合は、プットオプション(将来、決めた価格で売る権利)が選択肢になる。オプション・スプレッド(複数のオプションを組み合わせ、コストやリスクを抑える手法)を使えば、こうした拮抗する要因の中でも初期コストを抑えやすい。

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