米国の対外証券投資(TIC)ネットフローは前回のマイナス250億ドルから増加し、2月は1,845億ドルに達した。資金流入の強まりを示唆

    by VT Markets
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    Apr 16, 2026

    米国の対外証券投資(TIC:Treasury International Capital、海外から米国への資金の出入りを示す統計)の純フロー(総額)は2月に1,845億ドルへ増加した。前回はマイナス250億ドルだった。

    この統計は、前の期間が「資金の純流出」だったのに対し、今回が「資金の純流入」へ転じたことを示す。増加幅は2,095億ドルに当たる。

    2月は、海外投資家による米国への投資が1,845億ドル増と大幅に拡大し、前月の250億ドルの流出から反転した。これは米国資産(米国の株式や債券など)への需要が非常に強いことを示す材料で、一般に米ドル高要因になりやすい。コールオプション(将来、あらかじめ決めた価格で買える権利)を使い、米ドルに連動するETF(上場投資信託)で上昇に備える戦略が考えられる。

    この資金流入は為替市場にも表れている。米ドル指数(DXY:主要通貨に対するドルの強さを示す指数)は、この1カ月でおおむね104から106.5へ上昇した。欧州では景気先行きを測るPMI(購買担当者指数)が製造業の減速を示しており、不透明感が増している。こうした局面では、ユーロに対して米ドルを買う取引が選好されやすく、先物(将来の売買価格をあらかじめ決める契約)やオプション(売買する権利)でポジションを取る方法がある。

    海外勢が米国債を強く買うと、債券価格は上がり、利回り(債券の収益率)は下がりやすい。米10年国債利回りは4月上旬に4.1%まで低下しており、需要が続けば4.0%を下回る可能性もある。こうした動きに備えるなら、米国債ETF(例:TLT)でコールオプションの購入や、ブル・コール・スプレッド(買いコールと売りコールを組み合わせ、コストと利益を限定する方法)といった手段がある。

    また、海外からの資金が継続的に入ってくる局面では、米国資産が下支えされ、市場の変動(値動きの大きさ)が落ち着きやすい。VIX(将来の予想変動を示す指数)は年初来で初めて14を下回った。こうした環境では、VIXのコールオプションを売る、あるいは主要株価指数(例:S&P500)でクレジット・スプレッド(オプションを売って受け取るプレミアムを狙い、別のオプションで損失を抑える方法)を検討する余地がある。

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