銀は1カ月ぶり高値圏で堅調推移、上昇チャネル上限の抵抗線に接近 投資家は中東情勢の地政学リスクを注視

    by VT Markets
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    Apr 15, 2026

    銀(XAG/USD)は水曜日、1カ月ぶり高値圏となる80ドル近辺で推移している。米ドル指数(DXY)は6週間ぶり安値圏の98.10前後。価格は8日続伸と上向きを維持する一方、中東情勢や米国・イラン協議の行方を見極めたいとの姿勢から、上値追いは抑えられている。

    米連邦準備制度理事会(FRB)は当面、政策金利(中央銀行が設定する短期金利)を据え置き、紛争の影響、とくに原油高を通じたインフレ(物価上昇)リスクを点検すると見込まれる。原油は直近高値から反落し、年後半の利下げ観測(景気・物価次第での金利引き下げ予想)が再び意識されているが、エネルギーをめぐる見通しはなお不透明だ。

    4時間足では、3月に61ドル付近で底打ちした後、上昇する平行チャネル(上値と下値の目安となる2本の平行線の範囲)内で推移し、高値・安値を切り上げている。100期間・200期間のSMA(単純移動平均線。一定期間の平均価格でトレンドをならす指標)を回復し、チャネル上限を試す展開。上値抵抗(上昇を止めやすい水準)は85ドル近辺に位置する。

    200期間SMAの77ドル近辺を下回って定着すると、次は100期間SMAの73ドル付近が意識されやすい。RSI(14)(相対力指数。買われ過ぎ・売られ過ぎを測る指標)は68.38。MACD(移動平均収束拡散法。短期・長期の移動平均の差で勢いをみる指標)はシグナル線(MACDの平均線)を上回る。ADX(平均方向性指数。トレンドの強さのみを測る指標)は20.66で、トレンドは「強い」とまではいかないが一定の方向感はあることを示す。

    銀はチャネル上限に近い80ドル付近を試しており、今後数週間の分岐点となる。RSIは買われ過ぎ水準に接近しており、8日続伸の勢いが鈍る可能性がある。ブレイク(抵抗線を明確に上抜けする動き)か反落のどちらにも備えるなら、オプション(将来、あらかじめ決めた価格で売買する権利)で上抜け・押し目の両シナリオに対応する選択肢がある。

    米ドル指数が98.10前後へ下落していることは、足元で銀にとって追い風だ。利下げ観測の再燃でドルが弱含み、利息が付かない資産(非利回り資産)である銀を保有しやすくなっている。

    中東の地政学リスク(政治・軍事の緊張が市場に与える影響)は、価格の下支え要因として働きやすく、下落余地を限定しやすい。不透明感が続く限り、銀は安全資産(リスク回避局面で買われやすい資産)としての需要を保ちやすく、大きな売り持ち(ショート)の積み上げには注意が必要だ。77ドルの支えを試す局面では押し目買いが入りやすい。

    この上昇を支える材料として、工業需要(製造業で使われる実需)が拡大している点が挙げられる。太陽光発電や電気自動車向けの需要が追い風となり、2025年の工業用消費が過去最高を更新したとの報告もある。短期的な調整があっても、需給面からは中長期の上昇基調が崩れにくいことを示唆する。

    テクニカル面では77ドルと85ドルが重要水準となる。チャネル上限の上値抵抗を明確に突破できない場合、200期間SMAがある77ドル近辺までの押し戻しが想定され、押し目の検討ポイントとなり得る。上抜けが定着するなら、次の目標は85ドルの抵抗帯となる。

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