米軍がホルムズ海峡を封鎖、供給逼迫でWTI原油は89ドルに上昇 イラン協議も不透明感

    by VT Markets
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    Apr 15, 2026

    WTI(米国産原油の代表的な指標)は、85.00ドルを割り込み3週間ぶり安値の84.86ドルまで下落した後、アジア時間に89.00ドル近辺まで上昇した。背景には、米軍がホルムズ海峡を「完全封鎖」すると発表したことがある。

    WTIは直近2日間で約8%下落していた。米国とイランの接触再開が報じられたためで、トランプ大統領は「今後2日以内に交渉が再開する可能性がある」と述べた。

    チャート上では、WTIは横ばいの値幅(レンジ)の中で下向きの流れが続き、下値の目安(サポート)は84.50ドル近辺。RSI(相場の買われ過ぎ・売られ過ぎを示す勢いの指標)は売られ過ぎ水準から持ち直しているが50を下回る。MACD(移動平均線の差で方向感を測る指標)はマイナス幅の拡大を示す。

    84.46ドルを下抜ければ、80.00ドル近辺、さらに3月10日の安値76.00ドル近辺が次の目標になり得る。上値の目安(レジスタンス)は、週高値98.10ドル、4月5日・7日の高値106.50ドル近辺、3月9日の高値113.28ドル。

    WTIは、米国産原油の価格指標で、クッシング(オクラホマ州の原油集積・受け渡し拠点)を通じて取引される。性質としては「ライト(比重が軽い)」かつ「スイート(硫黄分が少ない)」に分類される。価格は、需給、地政学的リスク、制裁、OPEC(石油輸出国機構)の政策判断、米ドル相場などの影響を受ける。

    週間の在庫統計では、API(米石油協会、火曜公表)とEIA(米エネルギー情報局、水曜公表)が価格を動かしやすい。両者の結果は75%のケースで差が1%以内とされ、EIAの方が信頼度が高いと見なされる。

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