米ドル/円は158.90近辺に下落、米指標の軟化と日銀のタカ派姿勢、米・イラン協議進展期待が重し

    by VT Markets
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    Apr 14, 2026

    USD/JPYは火曜日、米ドルが弱含むなか158.90近辺で推移し、下落が続いた。ロイターは、米国とイランが今週後半または来週初めにイスラマバードで協議を再開する可能性があると報じ、投資家心理(リスクを取りやすいかどうかの市場の雰囲気)は改善した。ただし、ホワイトハウスは日程は未定としている。

    米国の経済指標もドルの重しとなった。3月の生産者物価指数(PPI=企業が仕入れる段階の物価の動き)は前年比+3.8%と、市場予想を下回った。もっとも、物価の上昇圧力がなお続くとの懸念や、米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測を完全に払拭する材料にはならなかった。

    円は、日銀が物価見通し(今後の物価上昇率の予測)を引き上げることを検討しているとの報道を受け、強含んだ。日銀とFRBはいずれも約2週間後に金融政策会合を控える。

    4時間足ではUSD/JPYは158.87近辺。20期間SMA(単純移動平均=一定期間の平均値で見たトレンド指標)の159.24、100期間SMAの159.27を下回って推移した。RSI(相対力指数=買われ過ぎ・売られ過ぎを示す指標)は42近辺で、158.94が上値抵抗(レジスタンス)とされた。

    下値の節目(サポート)は158.78、158.72、158.61。158.94を上抜ければ短期の売り圧力は弱まり得るが、その先の上値抵抗は159.24、159.27にある。

    USD/JPYは下向きの流れが続いており、プットオプション(一定価格で売る権利)を買う、または先物で売り持ち(ショート)を作るといった下落に備える戦略が検討されやすい局面だ。PPIは3.8%と高水準ではあるものの、市場予想より伸びが鈍く、ドルの勢いを削いだ。中銀会合を前に、追加下落を見込むポジションを取りやすい環境になっている。

    最大の材料は日銀の方向性の変化だ。政策正常化(大規模緩和などの非通常政策を縮小し、より通常の運営に戻すこと)に動けば、大きな転換となる。2024年に160円水準が意識された際、為替介入観測で相場が大きく反応したことが示すように、この通貨ペアは政策・当局要因に敏感だ。同年に日銀はマイナス金利(預金の一部に手数料のように金利がかかる仕組み)を終了した。今回、物価見通しの上方修正が取り沙汰され、市場は近年になく「タカ派」(引き締めに前向き)寄りの姿勢を織り込みつつある。

    米国側では、FRBが「あと何回利上げするか」から、「引き締め局面がいつ終わるか」へ関心が移りつつある。FRBが直ちに利下げへの転換を示す可能性は高くないが、2023〜2024年に相場を押し上げた金融政策の方向性の差(政策格差)は明確に縮小している。次回FOMC(米連邦公開市場委員会=FRBの政策決定会合)は手がかりとして重要だが、ドル高の勢いは鈍りつつある。

    今後2週間以内にFRBと日銀の会合が控えているため、インプライド・ボラティリティ(オプション価格から逆算される将来の変動予想)が急上昇しやすい。これはオプション戦略(損失上限を定めやすく、方向性や値動きの大きさに賭けられる)に追い風となる。例えばベア・プット・スプレッド(プットを買い、より低い行使価格のプットを売る組み合わせで、コストを抑えつつ下落で利益を狙う手法)は、158.00方向への下落を取り込みつつ、支払いコストを抑えられる。

    テクニカル面では159.25近辺が強い上値抵抗として意識される。20期間と100期間の移動平均が重なる水準であり、このゾーンを回復できない場合は弱気(下落)見通しが続きやすい。目先は158.70近辺のサポート帯がターゲットとなる。売りポジションを取る場合は、米・イラン関連の報道で心理が急変するリスクに備え、損切り(ストップロス)をその上値抵抗のやや上に置いてリスク管理したい。

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