EUR/USDは週明け月曜日、先週の高値(1.1740付近)から反落したが、1.1600台後半を維持した。1.1685で推移し、早い時間帯には1.1670で下げ止まった。
原油価格は、米国とイランの和平協議が不調に終わり、米国がホルムズ海峡の封鎖に動くと表明したことで上昇した。これを受けて「米ドル需要(有事に買われやすいドルを買う動き)」が強まった。もっとも、ユーロの下落は現時点では限定的だ。
Oil Shock And Currency Reaction
北海ブレント原油は1バレル=100ドルをやや上回って推移し、EUR/USDは1.17を下回った。市場が緊張の緩和を見込む中、EUR/USDの「インプライド・ボラティリティ(オプション価格から逆算される、将来の値動きの大きさの予想)」は相対的に低水準にとどまっているとされた。
経済指標の予定が少ないため、イラン関連のヘッドラインが相場を動かしやすい。火曜日は、4月30日の政策決定を前に、ECB(欧州中央銀行)総裁クリスティーヌ・ラガルド氏の発言に注目が集まる。
EUR/USDは1.1630近辺を上回って推移し、より広い時間軸では上昇基調と説明された。RSI(相対力指数:買われ過ぎ・売られ過ぎを示す指標)は50台半ば、MACD(移動平均収束拡散法:トレンドの強さや転換をみる指標)はゼロ近辺で推移した。
上値抵抗は1.1725~1.1735、次いで1.1825、さらに1.1930付近とされた。下値支持は1.1670、1.1630~1.1640、そして上昇トレンドに沿った支持線が1.1590付近にある。
Then And Now
2025年のこの時期、ホルムズ海峡の緊張が原油を1バレル=100ドル超に押し上げた局面があった。安全資産志向(リスク回避で安全とされる資産に資金が移る動き)が強まる中でも、ユーロは1.17近辺で推移し、対ドルで予想以上に底堅かった。地政学リスクがあっても、早期の収束が期待される局面ではユーロが必ずしも急落しないことを示した。