米国・イラン協議決裂でアジア株指数が軒並み下落、米国はホルムズ海峡封鎖を実施

    by VT Markets
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    Apr 13, 2026

    月曜日のアジア株は多くの指数が下落した。米国とイランの和平協議が合意なしで終了し、ドナルド・トランプ大統領が「米軍がホルムズ海峡で封鎖を実施する」と述べたためだ。日本の日経平均株価は0.8%安、韓国のKOSPIは0.85%安、香港ハンセン指数は1.16%安となり、中国の上海総合指数はほぼ横ばいだった。

    欧州株先物はまちまちで、米株先物は米国市場(ウォール街)の寄り付き安を示唆した。トランプ氏が「月曜日の米東部時間10:00(GMT14:00)から、イランを出入りする全船舶を米国が阻止する」と発言したことを受け、原油相場は再び上昇した。狙いは、イラン産原油の最大の買い手である中国に圧力をかけることだ。

    市場はホルムズ海峡リスクに注目

    トランプ氏は、イランが協議に戻るかどうかは気にしないと述べた。一方、先週水曜日に始まった2週間の停戦は維持されており、株式市場の追加下落は抑えられた。

    イラン当局は、ホルムズ海峡の封鎖は停戦違反になると主張し、革命防衛隊は周辺海域に接近する軍艦に対し「厳しく対処する」と述べた。月曜日は重要な経済指標の発表が少ないため、中東情勢の報道が相場を左右しやすい。

    昨年の封鎖は、ブレント原油(北海産の代表的な原油価格指標)を2025年夏までに1バレル110ドル超へ押し上げ、世界的なインフレを加速させた。中央銀行は現在もインフレ抑制に追われている。当時は、CBOEボラティリティ指数(VIX、米株の先行き不安を示す指標)が30を上回る水準で推移し、市場の不安が強かったことを示した。海上保険料(輸送中の事故や紛争に備える保険の費用)は湾岸通過で3倍に跳ね上がり、エネルギー以外の供給網にも影響が広がった。

    不安定な落ち着きの中での取引アイデア

    本日(2026年4月13日)時点では情勢は落ち着いているが、相場の潜在的リスク要因であり続けている。昨年後半の外交努力で緊張は和らぎ、原油は1バレル85ドル近辺で推移している。VIXは18前後まで低下し、目先の急変への警戒は後退していることを示す。

    ただし緊張が完全に消えたわけではないため、「大きく動かず時間の経過で損益が出やすい」戦略を検討する余地がある。例えば、S&P500など幅広い株価指数に対し、アウト・オブ・ザ・マネー(現状の価格ではすぐ利益になりにくい水準)のプット・クレジット・スプレッド(複数のオプションを組み合わせ、受け取るプレミアム=オプション料を狙う取引)を売る手法は、残る変動からプレミアムを得やすい。これは時間価値の減少(時間の経過でオプションの価値が目減りする性質)と横ばい相場で有利になりやすい一方、急変時に備えた損失上限の管理が必要だ。

    エネルギーに直接備える場合、原油オプションのインプライド・ボラティリティ(市場が織り込む将来の変動見込み)は過去平均より高い。USOなどの原油ETF(上場投資信託)で、満期が長いアウト・オブ・ザ・マネーのコール(上昇時に利益になりやすい権利)を買う方法は、比較的小さなコストで紛争再燃に備える手段となる。上昇時の利益余地を確保しつつ、支払ったコスト以上の損失を避けやすい。

    また、リスク回避(リスクの高い資産を避ける動き)が再燃する兆しにも注意が必要だ。2025年の緊張ピーク時には、円と米ドルに資金が流入した。現在の外交的な落ち着きが崩れれば、再び「安全資産への逃避」が起きやすく、通貨デリバティブ(為替の先物やオプションなど派生商品)での取引機会につながる可能性がある。

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