日銀発表のM2+CD伸び率、前年比2%に加速 3月の1.7%から上昇

    by VT Markets
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    Apr 13, 2026

    日本のM2+CD(譲渡性預金を含む広義の通貨供給量)は3月に前年同月比2%増となった。前月の1.7%増から伸びが拡大した。

    3月の通貨供給量の伸びが2%に加速したことは、日本経済で資金の流動性(市場や銀行の資金が回りやすい状態)が高まっている明確なサインだ。2月の1.7%から増勢が強まったことで、日銀の金融政策が引き続き緩和的(低金利や資金供給を通じて景気を支える姿勢)である可能性が示唆される。一般に、金融緩和は円の金利面の魅力を弱めやすく、円安圧力(円の価値が下がる方向)につながりやすい。今後数週間は円安方向の展開を想定したポジション(相場観に基づく持ち高)を検討したい。

    流動性上昇と円への影響

    これは他の最近のデータとも整合的だ。先週公表された3月の全国コアCPI(生鮮食品を除いた消費者物価指数)は1.9%と高止まりしたものの、日銀が重視する「持続的・安定的」な物価目標水準にはなお届きにくい。植田総裁の発言も、追加の大きな政策変更を急がず様子見する姿勢をにじませ、緩和的(ハト派)な見方を補強した。こうした環境では、日銀が近く金融引き締め(利上げや資金供給の抑制)で円を支える可能性は高くない。

    株式市場では、この流動性の増加が日本株の追い風になり得る。2025年を通じて引き締め観測が強まる局面で日経平均株価(Nikkei 225)が神経質に反応した経緯を踏まえると、今回のデータは市場の警戒感を和らげる材料になりやすい。日経平均のコールオプション(満期までにあらかじめ決めた価格で買う権利。上昇局面で利益を狙う手段)の活用は、この環境を取り込む戦略の一つとなる。

    米国との比較では政策の方向性の違いがより鮮明になっている。先週の雇用増加の指標は米景気の底堅さを示し、金利差(国同士の金利水準の差)がさらに広がる可能性を意識させる。これにより、USD/JPY(米ドル/円)のロング(買い持ち、上昇を見込む取引)が選好されやすい。2022〜2023年にかけて同通貨ペアが大きく上昇した局面は、この取引が強い相場推進力を持ち得ることを示す過去の例だ。

    政策の方向性の違いと取引の考え方

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