米・イラン協議決裂でドル高、USD/JPYは3日連続で159.80近辺へ上昇

    by VT Markets
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    Apr 13, 2026

    ドル/円は3日続伸し、週明け月曜のアジア時間に159.80円近辺で推移した。背景には、米国とイランの協議がイスラマバードで21時間交渉したものの合意に至らず、安全資産への資金移動(リスク回避の動き)を通じて米ドル買い需要が強まったことがある。

    米国のJD・バンス副大統領は、協議が合意なしで終了したと確認した。トランプ米大統領は、ホルムズ海峡を出入りする船舶を「封鎖」すると述べた。

    地政学リスクがドル需要を押し上げ

    米中央軍は、月曜午前10時(米東部時間、GMT14:00)から、イランの港湾に出入りする海上交通の封鎖を開始すると発表した。イラン国会議長のモハンマド・バーゲル・ガリバフ氏は、米国はイラン代表団の信頼を得られず、最終判断はワシントンに委ねられると述べた。

    イラン革命防衛隊は、ホルムズ海峡に接近する軍艦は停戦合意に違反し、断固たる対応を受けると警告した。市場では日銀の4月27〜28日の会合にも注目が集まっている。世界的なエネルギー・商品価格(資源価格)の上昇が、利上げを後押しするかどうかが点検される見通しだ。

    「さくらレポート」(日銀の地域経済報告)によれば、4月6日の支店長会議を踏まえ、政策委員は物価上振れリスクと景気下振れリスクを比較検討した。さらに、9地域すべてが景気について「緩やかに回復」「持ち直し」「緩やかに持ち直し」と表現したという。

    原油の値動き(ボラティリティ)に備える

    封鎖は世界のエネルギー供給を直撃し得る。世界の石油消費量の約5分の1がホルムズ海峡を通過するためだ。原油先物(将来の原油価格を売買する取引)であるWTI(米国産原油の指標)やブレント(北海産原油の指標)など、原油のデリバティブ(価格変動を対象にした金融商品)への買い姿勢を示す材料となる。2022年に1バレル120ドル超まで上昇した局面のような急騰も想定される。原油関連ETF(上場投資信託)のコールオプション(あらかじめ決めた価格で買う権利)も、損失が限定される形で供給ショックを狙う手段となる。

    この水準の地政学的緊張は、CBOEボラティリティ・インデックス(VIX、S&P500の予想変動率を示す「恐怖指数」)を、足元の18近辺という低位から押し上げる可能性が高い。行使価格(権利行使できる価格)が25〜30のVIXコールオプションは、株式市場全体の下落に備えるヘッジ(損失抑制策)になり得る。こうした戦略は、世界株に波及する不確実性の上昇に対し、ポートフォリオの防御力を高める。

    4月末の日銀会合は重要度が増している。エネルギーコストの急騰が政策判断への圧力となるためだ。原油高によるインフレ(物価上昇)の加速は判断を難しくし、円を下支えするため金融引き締め姿勢を強める(タカ派化する)可能性もある。目先は円安方向の流れが優勢でも、日銀が市場の想定以上に踏み込む展開に備え、長めの期間の円コールオプション(円を一定価格で買う権利)を逆張りで検討する余地がある。

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