ベーカー・ヒューズ:米石油リグ稼働数は411基に増加、前回の409基から増える

    by VT Markets
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    Apr 11, 2026

    ベーカー・ヒューズによると、米国の石油リグ稼働数は411基に増加した。前回は409基だった。

    増加は2基。対象は米国内の石油掘削リグ。

    米国の石油リグ数が小幅増

    米国の石油リグ稼働数は411基へ小幅に増えた。わずかな増加だが、緩やかな上向き傾向が続いている。これは、生産者が現在の価格水準(原油価格が採算に見合う水準)に一定の自信を持ち、掘削作業(新しい井戸を掘ること)を少しずつ拡大している可能性を示す。この動きは、今年後半に供給(市場に出回る原油量)が増える方向を示唆する。

    このデータは、2026年3月時点のEIA(米エネルギー情報局:米政府のエネルギー統計・見通しを示す機関)の見通しとも整合的だ。同見通しでは、米国の原油生産量が年後半に日量1,340万バレルへ段階的に増えると予測している。実際にリグ数が増えていることは、この予測の確度が高い可能性を補強する。供給の増加が急激ではなく安定的に進む点は、第3~第4四半期に期限を迎える先物契約(将来の特定日に決められた価格で売買する契約)にとって重要な材料となる。

    2025年の大半は、掘削会社が資本規律(投資を抑えて財務の健全性を優先する方針)を重視し、生産拡大よりも抑制的な姿勢を保っていたため、リグ数は伸び悩んだ。株主還元(配当や自社株買いなどで投資家に資金を返すこと)を優先した流れの後で、今回の緩やかな増加は戦略転換の兆しとも言える。米最大の産油地であるパーミアン盆地で掘削意欲が戻りつつある可能性がある。

    今後数週間は、この供給増が原油価格の上値を抑える可能性を踏まえた戦略が考えられる。例えば、アウト・オブ・ザ・マネーのコールオプション(現値より高い行使価格の買う権利で、満期までに価格が大きく上がらなければ価値が残りにくい)を売る、またはWTI先物(米国産原油の代表指標)2026年9月限でベア・コール・スプレッド(高い行使価格のコールを買い、低い行使価格のコールを売ることで上昇局面の損失を限定しつつ、上昇しにくい局面で利益を狙う組み合わせ)を組む方法がある。価格が横ばい、または緩やかに下落した場合に有利になりやすい。

    価格と変動性への影響

    増加が緩やかで予測しやすい場合、市場の変動性(ボラティリティ:価格の振れの大きさ)も抑えられやすい。この環境では、ストラングル売り(上下に離れた行使価格のコールとプットを同時に売り、大きな値動きが起きない場合に収益を狙う手法)が機能しやすい。ただし、OPEC+(主要産油国とロシアなどの協調枠組み)や他地域の地政学リスクで需給バランスが崩れる想定外の事態がないことが前提となる。

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