米国・イラン協議や中東情勢、米インフレ指標を見極める中で金相場は横ばい

    by VT Markets
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    Apr 10, 2026

    金(ゴールド)は週末金曜日、1オンス=4,775ドル近辺で小動きとなり、週間では3週連続の上昇となる見通し。市場は中東情勢の進展と、最新の米インフレ指標を注視した。

    米消費者物価指数(CPI、家計が買うモノやサービスの価格の平均的な変化を示す指標)は3月に前月比0.9%上昇し、前回の0.3%から伸びが加速。前年同月比は2月の2.4%から3.3%へ上昇し、エネルギー価格の上昇が押し上げ要因となった。

    ドル安圧力と地政学

    投資家心理(リスクセンチメント、投資家が積極的にリスク資産を買うかどうかのムード)が改善し、米国とイランが2週間の停戦に合意したことを受け、米ドルは上値の重い展開が続いた。一方、レバノンでの衝突継続や、パキスタンで予定される米・イラン協議も意識され、安全資産としての金需要を下支えした。

    4時間足チャートでは、金は3月の安値(約4,100ドル)以降、「高値と安値を切り上げる」形で上昇トレンドを維持し、上昇チャネル(価格が一定の上向きの帯の中で推移する状態)内で推移。価格は200期間SMA(単純移動平均線、直近200本の平均値)である4,876ドルを下回り、100期間SMAの4,608ドルを上回った。RSI(相対力指数、買われ過ぎ・売られ過ぎを示す指標)は57近辺。MACD(移動平均収束拡散法、トレンドの強さや転換をみる指標)はシグナルライン(MACDの平均線)を下回っている。

    上値抵抗(レジスタンス、上昇しにくい水準)は4,878ドル近辺。上抜ければ5,000ドル付近が意識される。下値支持(サポート、下げ止まりやすい水準)は4,700ドル、その下は4,608ドル。

    CPIはモノやサービスの「買い物かご」の価格変化を示し、前月比(MoM)と前年同月比(YoY)で公表される。コアCPIは食品とエネルギーを除いた指数。中央銀行は物価上昇率2%前後を目標にすることが多く、インフレが高いと利上げ観測が高まりやすい。金は利息を生まない資産のため、金利が上がると相対的に持ちにくくなり、上値が重くなりやすい。

    インフレとリスクの綱引き

    現状、金は相反する材料の間で方向感が出にくく、短期での強い方向性に賭けるのはリスクが高い。中東の地政学リスクは相場の下値を支える一方、米インフレの強さは上値を抑えやすい。このため当面は一定のレンジでの推移が見込まれる。

    3月の前年同月比3.3%というインフレ数値は重要で、背景にはエネルギー高がある。これは2022年に見られたインフレ急騰を想起させる。米労働統計局(BLS)の2026年1-3月期データでは、コアPCE(食品とエネルギーを除く個人消費支出物価指数、米連邦準備制度理事会=FRBが重視する物価指標)が2.8%近辺で推移し、2%目標を大きく上回る。物価鈍化(ディスインフレ、インフレ率が下がること)の進みが鈍く、FRBは様子見姿勢を続けやすい。

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