ドル高で金は4,750ドル割れ、米・イラン協議と米CPIに注目

    by VT Markets
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    Apr 10, 2026

    金(XAU/USD)は金曜日の欧州時間早朝、よく見られるレンジ内で推移し、4,750ドルを下回って取引された。米国の最新CPI(消費者物価指数:消費者が購入する商品・サービス価格の上昇率を示す指標)発表を前に、下落の勢いは限定的だった。

    米CPIは、原油価格の上昇を背景に、3月もインフレ(物価上昇)がさらに進んだことを示す見通しだ。17〜18日分のFOMC(米連邦公開市場委員会:米FRBが金融政策を決める会合)議事要旨では、中東でのエネルギー価格ショックによるインフレ上振れリスクを理由に、当局者が利下げを急いでいないことが示された。

    地政学リスクとインフレ圧力

    イランは、イスラエルによるレバノン攻撃を受け、ホルムズ海峡(中東の主要な原油輸送ルート)での船舶通航を停止した。エスカレーション(対立の激化)リスクについては、ドナルド・トランプ米大統領も言及した。原油高はインフレ懸念を強めやすく、USD(米ドル)高につながりやすい一方、利息を生まない金には重しとなる。

    イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相はレバノンとの直接協議開始を指示した。米国務省当局者は協議が来週ワシントンDCで行われると述べた。米・イラン協議も金曜深夜から土曜にかけて段階的に予定されており、米ドルの上昇や金の下落が抑えられる可能性がある。

    テクニカル面では、金は4時間足200期間SMA(単純移動平均:一定期間の平均価格でトレンドをみる指標)の4,883ドル付近を下回ったままだ。これは61.8%戻し(フィボナッチ・リトレースメント:値動きの押し戻しの目安として使われる比率)近辺でもある。RSI(相対力指数:買われ過ぎ・売られ過ぎを示す指標)は56付近、MACD(移動平均収束拡散:トレンドの強さや転換をみる指標)は小幅にマイナス。上値抵抗は4,908.40ドル、その上は5,131.50ドル、5,415.69ドル。下値支持は4,751.70ドル、次いで4,595.00ドル、4,401.11ドル、4,087.71ドル。

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