投資家がイラン停戦の持続性に疑問、ポンドは主要通貨に対して小幅安—対ドルは1.3400近辺に

    by VT Markets
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    Apr 9, 2026

    ポンド英貨は木曜日、欧州時間に対米ドルで1.3400近辺まで小幅に下落した。中東で水曜日に停戦が発表された後、投資家心理が慎重に傾き、取引は低調だった。

    米S&P500先物は欧州取引で0.2%下落し6,770前後となった。一方、米ドル指数(主要通貨に対するドルの強さを示す指数)は小幅に上昇し99.10近辺となった。市場は、米国とイランの「2週間の休戦」がどこまで続くか不透明である点を見極めている。

    市場心理の変化

    イスラエルがレバノンでイラン支援のフーシ派への攻撃を継続したことを受け、警戒感が強まった。ロイターによれば、イスラエル国防軍は、ヒズボラのナイム・カセム事務総長の個人秘書で甥とされるアリ・ユスフ・ハルシ氏を殺害した。

    イランの国会議長で交渉責任者のモハンマド・バゲル・ガリバフ氏は、Xへの投稿で、米国が「10項目提案」の第1条に違反したと非難した。同条は「レバノンなどを含むあらゆる地域での即時停戦」を求めていた。

    米国とイランは、10項目の和平案をめぐる第1回協議のため、パキスタンに代表団を派遣するとした。英国では、インフレ見通しの変化が利下げ・利上げ予想に影響するため、投資家はイングランド銀行(BoE)の見通しに関する新たな手掛かりを探っている。

    中銀政策の方向性の違い

    緊張緩和が続き、エネルギー価格が安定し、英国のインフレ率は目標に近づいてきた。直近では2026年3月が2.4%と報告されている。これにより焦点はBoEの利下げに移り、市場は年末までに少なくとも2回の利下げ(政策金利の引き下げ)を織り込んでいる。その結果、ポンドは2025年の高値から大きく下落し、足元では1.2550近辺で推移している。

    一方、米国経済は底堅い。2026年3月の米非農業部門雇用者数(NFP、農業以外の就業者増減を示す重要統計)は、市場予想を上回る27.5万人増となった。この強さが続く限り、米連邦準備制度理事会(FRB)は利下げを急ぐ理由が乏しく、米ドルの支えになりやすい。こうした中銀政策の違いが、今後数週間のデリバティブ(先物やオプションなど、元となる資産の価格に連動する取引)の主要な材料になる。

    この明確な政策の違いを踏まえると、ポンド高の局面でコールオプション(将来、あらかじめ決めた価格で買う権利)を売る、またはGBP/USD先物(将来の為替レートで売買する契約)で下落を見込むポジションをつくる戦略が考えられる。市場の恐怖指数として知られるVIX指数(株式市場の変動予想を示す指標)は足元で15近辺と比較的落ち着いており、2025年のような強いリスク回避局面とは対照的だ。これは、ポンド安・ドル高に備えるためのオプション(一定条件で売買できる権利)を使ったポジション構築のコストが過度に高くないことを示唆する。

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