欧州時間、米ドル/カナダドルは1.3850近辺まで小幅高、協議を前に20日指数平滑移動平均線(EMA)を維持

    by VT Markets
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    Apr 9, 2026

    USD/CADは木曜の欧州時間に1.3850近辺へ小幅に上昇し、3日続落の流れがいったん止まった。米ドルは、米国とイランの停戦(戦闘停止)合意が守られるか不透明との見方から買われた。

    米ドル指数(DXY、米ドルの強さを主要通貨に対して示す指数)は0.1%高の99.10近辺。市場では、イスラエルがレバノンでイラン支援勢力フーシ派への攻撃を続けているとの報道や、イラン国会議長で交渉担当のモハンマド・バーゲル・ガリバフ氏が「米国が10項目提案のうち3条項に違反した」と主張した点が材料視された。

    Ceasefire Doubts Lift The Dollar

    イランは木曜遅く、米国との協議に向けたチームをパキスタンへ派遣し、初回協議に臨むとした。カナダでは金曜に3月の雇用統計が発表される。

    テクニカル面では、USD/CADは20日指数平滑移動平均線(EMA、直近の価格に比重を置いて平均を算出する移動平均)1.3827を上回って推移。相対力指数(RSI、買われ過ぎ・売られ過ぎの目安となる指標)は57前後。下値の目安は1.3827、その下は1.3750。上値は1.3950近辺が再び意識されやすい。

    カナダ統計局の「雇用者数増減(Net Change in Employment)」は、就業者数が前月からどれだけ増減したかを示す指標。一般に、結果が強ければカナダドルが買われやすく、弱ければカナダドルの重しになりやすい。

    USD/CADが1.3850近辺で推移するなか、市場は二つの材料に挟まれている。米・イラン協議の不透明感は「安全資産」として米ドル買いを支える一方、金曜のカナダ雇用統計は流れを変え、カナダドル(ルーニー)高につながる可能性がある。

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    金曜の雇用統計後に相場が大きく動く可能性を見込む。2025年初めには雇用が予想外に10万人超増え、カナダドルが急伸した経緯がある。市場予想は3月が+1万8,000人と小幅増にとどまるため、これを大きく上回ればUSD/CADは下落し、1.3750の下値目安に近づきやすい。

    一方、米ドル高の主因は地政学リスクだ。パキスタンでの交渉が行き詰まれば、リスク回避の資金が「安全資産」に向かい、USD/CADが1.3950近辺の直近高値を再び試す展開が想定される。2025年のホルムズ海峡を巡る緊張では、米ドル指数(DXY)が1週間で1.5%超上昇した。

    WTI原油(米国産の代表的な原油指標)の価格が1バレル86ドル近辺で推移している点も材料だ。中東情勢が悪化すれば原油高になりやすく、通常は資源輸出国であるカナダの通貨(カナダドル)を支えやすい。つまり、米ドルの「安全資産」需要と、原油高を背景としたカナダドル高がぶつかり合う構図となる。

    こうした環境を踏まえ、ボラティリティ(価格変動の大きさ)上昇を見込んだオプション取引を検討する。停戦協議の決裂で上昇する局面に備えるなら、行使価格(あらかじめ定めた売買価格)が1.3900超のUSD/CADコール(特定価格で買う権利)の買いが選択肢となる。逆に、カナダ雇用統計が強くUSD/CADが下落する局面に備えるなら、行使価格1.3800下のプット(特定価格で売る権利)が考えられる。

    方向性は読みにくいが大きな値動きを想定する場合は、ロング・ストラドルが有力だ。同一の行使価格でコールとプットを同時に買い、上にも下にも大きく動けば利益を狙う。インプライド・ボラティリティ(市場が織り込む将来の変動見通し)は今週すでに4%上昇しており、市場が大きな変動に備えていることを示す。

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