米ドル/スイスフランは0.85%安、0.8011上抜けに失敗で200日移動平均線を下回る 停戦でセンチメント改善も、弱気優勢

    by VT Markets
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    Apr 9, 2026

    USD/CHFは水曜日、火曜日の高値0.8011を上抜けできず約0.85%下落した。200日移動平均線(200日SMA=過去200日間の平均値で中長期の流れを見る指標)の0.7940を下回り、安値0.7869を付けた後は0.7909で取引された。

    値動きはサポート(下値の目安)である0.7879(3月3日の日足高値)を上回った。さらに100日移動平均線(100日SMA=過去100日間の平均)の0.7886も回復し、0.7900台を維持した。

    テクニカル面の変化

    RSI(相対力指数=買われ過ぎ・売られ過ぎを測る指標)は中立水準(一般に50)より上を保った一方、低下に転じ、下落圧力(弱気の勢い)の強まりを示した。弱さが続けば、50日移動平均線(50日SMA=短中期の平均)0.7812を試す可能性がある。

    0.7940の200日SMAを再び上回れば、0.8000方向へ戻す余地がある。別途、主要通貨の騰落率(各通貨が他通貨に対してどれだけ変動したかを示す比較表)では、スイスフランが対米ドルで最も大きく動いた。

    米ドル高を見込むオプション戦略

    デリバティブ(金融派生商品)を扱う市場参加者にとって、この環境は米ドル高の進行で利益を狙う戦略が選好されやすい。USD/CHFのコールオプション(買う権利)を行使価格(ストライク)0.9200および0.9250近辺で購入すれば、今後数週間の上昇余地を取り込める可能性がある。支払うプレミアム(オプション料)は損失の上限となる。

    トレンドが強い局面では、アウト・オブ・ザ・マネー(現状の価格から離れた水準)のプットオプション(売る権利)を売ってプレミアムを受け取る方法もある。例えば、5月満期で行使価格0.9000のプットを売り、「そこまで下がらない」と見込む戦略だ。この方法は価格上昇に加え、時間の経過(タイム・ディケイ=満期が近づくほどオプション価値が減りやすい性質)も追い風になる。

    ただし、地政学リスクなどによる急な反転も起こり得るため、ブル・コール・スプレッド(上昇局面向けの限定リスク戦略。コールを買い、同時により高い行使価格のコールを売って費用を抑え、利益と損失の範囲を限定する)など、損失が限定される組み合わせの方が慎重だ。

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