ポンドは3日続伸し、1.10%超上昇した。米国とイランの「2週間の停戦」によって投資家のリスク選好(安全資産より株式や高金利通貨を選ぶ姿勢)が改善し、米ドルが広く売られたことが背景。GBP/USDは1.3431で推移し、取引序盤には5週間ぶり高値の1.3484を付けた。
米国のドナルド・トランプ大統領は、イランがホルムズ海峡を再開することと結び付けた2週間の停戦に同意し、米国は軍事目標を達成したと述べた。さらに、イランが「10項目の提案」を送ってきたとして、交渉の土台として成り立つ内容だとした。
停戦と市場の反応
イラン高官は、枠組み合意が成立すれば、パキスタンでの会合に先立ち木曜か金曜にもホルムズ海峡が再開する可能性があると述べた。トランプ氏はまた、イランに軍事兵器を供給する国に対し、即時発効の50%関税を課すと警告した。
サウジアラビアの東西パイプラインがドローン(無人機)攻撃を受け、クウェートは発電所など複数のエネルギー施設で火災が発生し、インフラ・発電設備・燃料タンクに「深刻な物的被害」が出たと報告した。原油価格は下落し、米ドル指数(DXY、主要通貨に対するドルの強さを示す指標)は0.70%安の98.79。金は日中高値として4,800ドルを上回った。
Prime Market Terminalによると、市場は年末までに米連邦準備制度理事会(FRB)が約10bp(ベーシスポイント=金利の0.01%)利下げする可能性を織り込んだ。英国では、英中銀(BOE)の利上げ見通しが「年末までに少なくとも2回」から「1回」へと後退した。