スコシアバンクのストラテジスト:英ポンドがG10通貨をアウトパフォームし1.1%上昇、センチメント主導の買いでGBP/USDは1.35を視野に

    by VT Markets
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    Apr 9, 2026

    英ポンド(GBP)は米ドルに対して約1.1%上昇し、この日のG10通貨(主要10通貨)の中でも上昇率が高い部類となった。上昇は投資家心理(センチメント)に支えられ、GBP/USDは2月下旬以降のレンジ上限付近へ押し上げられた。

    英国では重要指標の発表がなく、英中銀(イングランド銀行)の発言予定も来週火曜まで見当たらない。このため、取引は主に値動き(プライスアクション)とテクニカル水準(チャート上の目安)に集中した。

    テクニカルな上抜けシグナル

    GBP/USDは200日移動平均線(過去200日間の平均価格で、中長期トレンドの目安)である1.3416を上抜けた。相対力指数(RSI=買われ過ぎ・売られ過ぎを示す指標)も、強気を示す水準へ一段と進んだ。

    次の注目水準として50日移動平均線(過去50日間の平均価格で、短中期の目安)の1.3448が挙げられた。目標としては1.35が意識され、当面は1.34〜1.35のレンジ取引が想定されている。

    ポンドは堅調で、投資家心理に支えられ直近レンジの上限に近づいている。200日移動平均線の1.3416を明確に上抜けたことは重要で、短期的に一段高の可能性を示すテクニカルシグナルといえる。

    デリバティブ(金融派生商品)でのポジショニング

    今回の上昇は、米ドルが軟化している局面と重なる。背景には、米非農業部門雇用者数(NFP=米国の月次雇用統計の中心指標)が市場予想を下回り、雇用増が15万5,000人にとどまったことがある。英国では先週、インフレ率が3.1%となり、景気減速の兆しがある中でも英中銀に物価対応の圧力が残る。今週は重要指標や中銀発言が乏しく、相場はセンチメント主導になりやすい。

    デリバティブ取引では、今後数週間で1.35方向への上昇継続に備える余地がある。具体的には、権利行使価格(ストライク=その価格で売買できる権利を行使する水準)が1.3450近辺の短期コール(買う権利)を購入する方法が挙げられる。オプション(将来の売買を選べる権利)では、最大損失が支払ったプレミアム(オプション代金)に限定される一方、上昇分を取りにいける。

    一方で、センチメント主導の上昇は崩れやすく、反落リスクもある。防御策としては、ブル・コール・スプレッド(コールの買いと売りを組み合わせ、損益幅を限定する手法)でリスクを明確化する、または1.3350のサポート(下値支持)を下回る水準のプット(売る権利)を購入する選択肢がある。

    次の主要ターゲットは50日移動平均線の1.3448。ここを明確に上抜ければ、上昇の勢いを示し、心理的節目(注目されやすい端数)である1.35が視野に入る。今後数週間は1.34〜1.35のレンジでの推移が見込まれる。

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