米EIA発表:4月上旬の米原油在庫、308.1万バレル増―予想(70万バレル増)を上回る

    by VT Markets
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    Apr 9, 2026

    米エネルギー情報局(EIA)が4月3日に公表したデータによると、原油在庫の増減は市場予想の+70万バレルを上回った。

    4月3日終了週の実績は+308.1万バレルだった。

    弱材料となる在庫増

    予想外の308.1万バレルの在庫増は、足元で供給が需要を上回っていることを示す。市場はより小幅な増加を見込んでいたため、短期的に原油価格の下押し材料とみるべきだ。これにより、米国産原油の指標であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物には下落圧力がかかり、82ドル付近の「支持線」(下げ止まりやすい価格帯)を意識しやすい。

    今回の在庫増の時期は重要だ。通常、夏のドライブ需要に向けて製油所(原油をガソリンや軽油などに精製する施設)が稼働を高め、原油在庫は減りやすい。ところが最新データでは、製油所の稼働率は89.1%前後にとどまる。これは、精製品(ガソリンなど)の需要が弱いか、製油所が増産を控えている可能性を示唆する。

    需要の弱さは、最近の景気指標とも整合的だ。先週の米非農業部門雇用者数(農業を除く就業者数の増減を示す統計)は19.5万人増と、市場予想の21.5万人増を下回った。高金利(借入コストが高い状態)が景気を冷やし、燃料消費を抑えている可能性がある。これは、2025年を通じて地政学リスクで供給不安が意識され、価格が下がりにくかった局面とは対照的だ。

    今後数週間は、先物(将来の価格で売買する契約)を使った売り持ち(下落に賭けるポジション)の構築や積み増しを検討したい。WTIのプットオプション(一定価格で売る権利)を購入し、特に行使価格が80ドルを下回る銘柄を選ぶことは、損失を限定しながら追加下落を狙う方法となる。需給の緩みは想定以上に強い可能性がある。

    来週の在庫統計では、減少に転じる兆しがあるかを注視する。また、OPEC+(OPECと協調する産油国の枠組み)による生産枠(生産量の上限)に関する発言は重要になる。在庫の大幅な取り崩し、または大きな供給障害が確認できるまで、原油価格は下方向に動きやすい。

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