ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は、政策金利にあたる「オフィシャル・キャッシュ・レート(OCR)」を2.25%に据え置いた。中東情勢の混乱に伴い、先行き見通しが大きく変化したと説明した。
この紛争は、短期のインフレ(物価上昇)リスクを高める一方、景気回復の見通しを弱めている。RBNZは、国内需要の弱さと「余剰生産能力(供給の余力が残り、値上げ圧力が出にくい状態)」が、コスト上昇の価格への転嫁を抑えるとみている。
Policy Outlook And Inflation Risks
委員会は、金利を据え置くことで、インフレが定着するリスクと、引き締めを強めすぎて成長を抑えてしまうリスクの均衡を図ると述べた。また、「中期のインフレ期待(将来の物価上昇率に関する家計・企業・市場の見通し)」が上昇する場合は利上げの用意があるとした。
会合では利上げも議論された。さらにRBNZは、「コアインフレ(食品・エネルギーなど変動が大きい品目を除き、基調的な物価動向を示す指標)」と「賃金上昇率」が抑えられた状態を維持できない場合、金融引き締めを行うと述べた。