米ドルは先週、1ブラジル・レアル=5.1573で取引を終えた。レアルは週間で1.6%上昇し、新興国通貨24通貨のうち3番目の好成績だった。
ラボバンクは、2026年末のUSD/BRL(米ドル/ブラジル・レアル)見通しを5.55に据え置いた。レアル高の一因として、金利差(2国間の政策金利の開き)が大きいこと、世界的に米ドルが弱含んだことを挙げた。
地政学リスクと原油市場
同社は、ホルムズ海峡(中東の主要な海上輸送路)を中心に地政学リスクが高まっていると報告した。原油価格の上昇がもたらす影響は不透明で、関税を巡る不確実性(関税が上がる・下がる可能性)が世界貿易に影響し続けているという。
また、選挙年のブラジルで財政の不透明感があると指摘した。工業活動には回復の兆しが出始め、労働市場(雇用の状況)は底堅い一方、2月の財政収支は赤字だったとした。
さらに、米大統領の演説後に緊張緩和への期待が後退したと述べた。イランでの作戦を段階的に縮小する方針が示された一方で、新たな脅し、イラン側の反応、原油高が重なったと報告した。