市場が神経質になる中、金相場は上下 トランプ大統領の対イラン核合意「最後通告」期限迫る

    by VT Markets
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    Apr 8, 2026

    金(XAU/USD)は火曜日、4,658ドル近辺で方向感に欠ける値動きとなった。市場は、ドナルド・トランプ氏がイランに設定した期限を前に、関連ニュースを待っていた。期限は米東部時間20:00(日本時間水曜9:00/GMTで水曜0:00)で、ホルムズ海峡をめぐる警告が意識された。

    トランプ氏は、イランに対し「合意するか、ホルムズ海峡を開放しなければならない」と述べ、合意に達しない場合はイランのエネルギー関連施設や民間インフラ(生活に必要な設備)を標的にすると警告した。イラン国営IRNAによれば、テヘランはパキスタン経由の停戦案を拒否し、恒久的な戦争終結、制裁解除、同海峡の安全な通航(船が安全に通れるルール作り)に向けた枠組みなどを含む10項目の計画を提示した。

    Market Reaction And Safe Haven Dynamics

    金は「安全資産(有事に買われやすい資産)」としての買いが入りにくかった。米ドルが底堅く、流動性確保(現金化ニーズ)が高止まりしたためだ。原油高はインフレ(物価上昇)懸念を強め、利下げ期待を後退させた。

    米3月CPI(消費者物価指数=物価の動きを示す統計)は週内に公表予定。市場予想は前月比0.9%(前回0.3%)、前年比3.3%(前回2.4%)。市場では今年の利下げ観測が大きく後退している。

    中央銀行の需要は継続した。中国は3月に約16万トロイオンス(約5トン)を追加し、17カ月連続の積み増しとなった。世界の中央銀行も最初の2カ月で純計25トンを買い越した。4時間足では、100期間SMA(単純移動平均=一定期間の平均価格)付近が4,654ドル、200期間SMAが4,908ドル、50期間SMAが4,585ドル。下値の目安は4,400ドルと4,100ドル。RSI(相対力指数=買われ過ぎ・売られ過ぎの目安)は50近辺、MACD(移動平均収束拡散=トレンドの強さをみる指標)はシグナルを下回ったままだった。

    Trading Approaches And Volatility Positioning

    この状況では、今後数週間でインプライド・ボラティリティ(オプション価格に織り込まれた将来の値動き予想)が上がりやすい。ロング・ストラドル(同じ期限・同じ価格のコールとプットを同時に買う戦略)は、上下どちらに大きく動いても利益を狙えるため有効になり得る。直近1週間で金のインプライド・ボラティリティは5%上昇しており、方向を当てなくても大きな変動から収益機会を得やすい。

    一方で、金利が高い環境は依然として金の重しになりやすい。金は利息が付かない資産(保有しても金利収入がない)であり、相対的に魅力が下がりやすいためだ。

    それでも、中央銀行の継続的な買いは無視できない。中央銀行の買いは相場の下支えになりやすく、売りポジションを大きく積み上げるのはリスクが高い。

    足元では金は4,850ドルの上値抵抗を抜け切れていない。4,900ドル超でコール・スプレッド(コールを売り、別の行使価格のコールを買って損失を限定する戦略)を売ることで、下落局面を狙いつつリスクを管理しやすい。逆に、重要な下値支持である4,720ドルを割り込む場合は、プット(下落で利益が出やすい権利)を買って急な調整に備えるのが妥当だ。

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