今後の米経済指標とFRBイベント
米国では、3月のISM非製造業景況指数(PMI)がGMT14:00に発表予定で、市場予想は2月の56.1から55.0への低下でした。今週はこのほか、3月FOMC議事要旨、3月CPIの公表も予定されていました。 AUD/USDは0.6960近辺の20日指数平滑移動平均(EMA)を下回ったままで、RSIは45付近でした。上値抵抗は0.6960および0.7000で、その上に0.7060がありました。一方、下値支持は0.6900、その後に0.6850、0.6800が意識されていました。 豪ドルの材料としては、RBAの金融政策、鉄鉱石、中国経済、インフレ、成長率、貿易収支、リスクセンチメントが挙げられていました。RBAはインフレ率2~3%を目標としており、鉄鉱石は2021年に年額1,180億ドル相当とされていました。政策の乖離と中国リスク
オーストラリア準備銀行(RBA)は、3月期CPIが予想をやや下回る3.4%となったことで注目されており、年後半の利下げ観測が強まりつつありました。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)はコアインフレの粘着性に直面しており、前月のコアインフレ率は3.1%で高止まりし、利下げ期待の後ずれにつながっていました。こうした金融政策の乖離拡大は、AUD/USDに下押し圧力がかかる可能性を示唆していました。 また、豪州最大の貿易相手国である中国からの逆風も意識されていました。2026年1-3月期GDPは4.8%で安定していたものの、より緩やかな成長ペースを示し、鉄鉱石価格は1トン当たり100ドルを下回る水準で伸び悩んでいました。これは2025年の一部局面で見られた商品市況の強さからの大きな変化であり、豪州の交易条件の重しになっていました。 こうした環境下で、デリバティブ取引では、緩やかな下落局面や、重要指標を前後したボラティリティ上昇のいずれにも備える戦略が検討され得る状況でした。AUD/USDのプットオプション購入は、下落方向へのポジショニングとして分かりやすい手段となり得ました。あるいは、主要な上値抵抗を下回ってレンジ推移が続く前提で、アウト・オブ・ザ・マネーのコールオプションを売ってプレミアム獲得を狙う選択肢もあり得ました。トレーディングを始めましょう – ここをクリックしてVT Markets口座を開設