米・イラン停戦交渉でリスク選好が強まり、豪ドル/米ドルは0.5%高で0.6930近辺まで上昇しました

    by VT Markets
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    Apr 7, 2026
    AUD/USDは7日(月)欧州時間の取引で0.5%上昇し、おおむね0.6930付近となっていました。米国―イランの停戦協議が続くなかでリスク資産が底堅く推移したことが背景でした。ロイターによると、イランは米国の提案を精査中で、圧力や期限を受け入れることなく、しかるべき時期に回答すると述べていました。 協議中の合意案には、月曜日までに敵対行為を終結させる計画が含まれており、市場では早期の反応が見込まれていました。これを受けて米ドル需要が後退し、ドル指数(DXY)は0.3%安の99.90近辺で推移していました。

    今後の米経済指標とFRBイベント

    米国では、3月のISM非製造業景況指数(PMI)がGMT14:00に発表予定で、市場予想は2月の56.1から55.0への低下でした。今週はこのほか、3月FOMC議事要旨、3月CPIの公表も予定されていました。 AUD/USDは0.6960近辺の20日指数平滑移動平均(EMA)を下回ったままで、RSIは45付近でした。上値抵抗は0.6960および0.7000で、その上に0.7060がありました。一方、下値支持は0.6900、その後に0.6850、0.6800が意識されていました。 豪ドルの材料としては、RBAの金融政策、鉄鉱石、中国経済、インフレ、成長率、貿易収支、リスクセンチメントが挙げられていました。RBAはインフレ率2~3%を目標としており、鉄鉱石は2021年に年額1,180億ドル相当とされていました。

    政策の乖離と中国リスク

    オーストラリア準備銀行(RBA)は、3月期CPIが予想をやや下回る3.4%となったことで注目されており、年後半の利下げ観測が強まりつつありました。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)はコアインフレの粘着性に直面しており、前月のコアインフレ率は3.1%で高止まりし、利下げ期待の後ずれにつながっていました。こうした金融政策の乖離拡大は、AUD/USDに下押し圧力がかかる可能性を示唆していました。 また、豪州最大の貿易相手国である中国からの逆風も意識されていました。2026年1-3月期GDPは4.8%で安定していたものの、より緩やかな成長ペースを示し、鉄鉱石価格は1トン当たり100ドルを下回る水準で伸び悩んでいました。これは2025年の一部局面で見られた商品市況の強さからの大きな変化であり、豪州の交易条件の重しになっていました。 こうした環境下で、デリバティブ取引では、緩やかな下落局面や、重要指標を前後したボラティリティ上昇のいずれにも備える戦略が検討され得る状況でした。AUD/USDのプットオプション購入は、下落方向へのポジショニングとして分かりやすい手段となり得ました。あるいは、主要な上値抵抗を下回ってレンジ推移が続く前提で、アウト・オブ・ザ・マネーのコールオプションを売ってプレミアム獲得を狙う選択肢もあり得ました。

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