ホルムズ海峡リスク
テヘランはまた、一時的な停戦と引き換えにホルムズ海峡を再開することはないとも表明でした。同海峡は世界の原油供給のおよそ20%を担う要衝でした。 市場は、日本時間(GMT)14:00発表の米3月ISM非製造業(サービス)PMIを待っている状況でした。市場予想は55.0で、前回の56.1から低下見込みでした。今週はこのほか、水曜日に3月FOMC議事要旨、金曜日に米3月CPIの発表が控えていました。 EUR/USDは1.1560近辺で推移し、20日指数移動平均線(EMA、1.1570近辺)の直下に位置していました。下方で対称三角形が形成されており、もみ合い局面を示唆でした。また、14日RSIは40.00割れから40.00〜60.00のレンジへ戻しました。 上値抵抗は1.1570、次いで1.1600、1.1600を明確に上抜けた場合は1.1660が意識されました。下値支持は1.1500近辺、次いで1.14台後半で、さらに下方向の水準として1.1450、1.1411が挙げられました。オプションのポジショニングのアイデア
本日は地政学リスクの緩和期待を背景に市場心理が改善し、米・イラン停戦提案をめぐる報道を受けてEUR/USDが1.1560方向へ押し上げられた形でした。安全資産志向が後退したことで、米ドル指数は心理的節目の100.00を下回りました。一方、イラン側の慎重姿勢は不確実性を大きく残していました。 原油相場は注視が必要でした。イランがホルムズ海峡の即時再開を拒んでいるためでした。世界の石油供給の約5分の1を通すこの海上輸送路では、小さな混乱でも原油価格が急騰し、投資家が再び米ドルの安全性へ回帰する可能性がありました。協議が停滞した場合、センチメントが急反転するリスクは無視できない状況でした。 対称三角形の形成を踏まえると、EUR/USDの上方ブレイクを想定した戦略が一案でした。1.1600のレジスタンス直上を行使価格とするコールオプションの購入は、上昇転換局面を低コストで取り込む手段となり得ました。直近の下落基調を明確に上抜けた場合の上昇モメンタムを活用しやすい構えでした。 もっとも、「見かけ倒し」の反発に備えたヘッジも必要でした。1.1500のサポート下を行使価格とするプットオプションを購入しておけば、停戦協議の決裂や、米指標が予想以上に強い場合の下振れに対してポジションを防御できました。重要イベントが続くボラティリティの高い週を前に、バランスの取れた建て方になり得ました。 本日予定される米ISM非製造業(サービス)PMIは、景気の手掛かりとして最初の材料でした。予想の55.0は小幅な低下でしたが、50を上回る限りサービス部門の拡大は示唆され、足元の米ドル安を和らげる可能性がありました。ただし、真の焦点は水曜日のFOMC議事要旨と、金曜日の米CPIに置かれていました。トレーディングを始めましょう – ここをクリックしてVT Markets口座を開設