原油価格の緩和を受け、ユーロ/カナダドルは2日連続で1.6050を上回り、1.6070近辺で推移しました。

    by VT Markets
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    Apr 6, 2026
    EUR/CADは2日連続で安定し、月曜の欧州時間序盤は1.6070近辺で推移でした。カナダは米国向け最大の原油輸出国であることから、原油安を受けてカナダドルが弱含み、1.6050を上回る水準を維持でした。 WTIは前日に10%超上昇した後、1バレル=102.80ドル前後まで下落でした。米国、イラン、地域の仲介国が関与する「45日間の停戦」の協議が報じられたことが材料となり、原油は上値を抑えられました。ただ、Axiosがブルームバーグ経由で伝えた関係筋によれば、48時間以内の合意は見込み薄との見方でした。

    市場の材料と地政学動向

    米国のドナルド・トランプ大統領はイランに対しホルムズ海峡の再開を促し、火曜日までに従わない場合、発電所や橋梁などインフラへの攻撃に発展する可能性を警告でした。ユーロも堅調を維持し、ECBはインフレ率が2%目標へ回帰するまで引き締め的スタンスを維持する姿勢でした。 カナダドルは、カナダ中銀(BoC)の金利、原油価格、経済成長、インフレ、貿易収支、市場のリスク選好、米国景気などの影響を受ける通貨でした。BoCはインフレ目標を1~3%に設定し、量的緩和・引き締めも用いる一方、原油相場は貿易収支や通貨に影響し得る要因でした。

    政策見通しと取引上の示唆

    昨年からの大きな変化は、欧州中央銀行(ECB)の政策スタンスでした。2025年はラガルド総裁が強いタカ派姿勢でしたが、2026年3月のユーロ圏インフレ率は2.5%と目標に近づき、ECBのトーンは大きく軟化でした。市場では年末までの利下げ観測が織り込まれつつあり、ユーロの重しになっているとみられていました。 一方、カナダのインフレはやや粘着的で、直近は2.8%でした。これは、BoCがECBより利下げに慎重となる可能性を示唆でした。ECBが緩和に前向きに傾く一方で、BoCが相対的に慎重となる政策面の乖離が拡大し、足元ではユーロよりカナダドルを選好しやすい環境でした。 こうした力学の変化を踏まえると、向こう数週間はEUR/CADの一段安を想定したポジショニングが検討され得る状況でした。通貨ペアのプット・オプション買いは、下落局面への参加とリスク限定を両立し得る選択肢でした。インプライド・ボラティリティは2025年の地政学的混乱期より低水準で推移しており、弱気見通しを表現する手段として、オプションは相対的にコスト効率が高い可能性でした。

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