中東情勢の不透明感の中、英ポンドは軟調を維持;ドルの安全資産需要が高まり、ポンド/ドルは1.3190近辺で推移でした

    by VT Markets
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    Apr 6, 2026
    GBP/USDは週明け月曜のアジア時間に1.3190近辺で推移し、3日続落となりました。中東情勢を巡る不透明感を背景に米ドル需要が強まったことで、同通貨ペアは引き続き軟調でした。 米国のドナルド・トランプ大統領は、イランに対しホルムズ海峡の再開に向けた新たな期限を火曜日に設定し、発電所など民間インフラへの攻撃も示唆しました。イラン当局は、インフラへの攻撃には報復するとしたうえで、戦争被害に対する補償が確保されるまで海峡は閉鎖したままだと表明しました。

    地政学リスクでドル需要が増加

    米ドルは、紛争を受けてエネルギー価格が上昇し、米連邦準備制度理事会(FRB)の政策見通しに影響が及んだことも追い風となりました。市場では、手掛かり材料として最新のFOMC議事要旨の公表を待っていました。 米国で金曜日に発表された指標では、2026年3月の非農業部門雇用者数が前月比17.8万人増となりました。前月分は当初の▲9.2万人から▲13.3万人へ下方改定されました。市場予想の6.0万人増を上回り、失業率は4.4%から4.3%へ低下しました。 英ポンドは、エネルギー輸入への依存度が高い英国にとってエネルギーショックのリスクが意識されたことから上値の重い展開でした。英国の財政事情を巡る警戒感もくすぶっていました。

    米金融政策観測と英国リスクの再評価

    想定を上回った米雇用統計(前月比17.8万人増)は、FRBが利下げに踏み切る時期が後ずれするとの見方を補強しました。直近のCPIでコアインフレ率が3.8%と、FRB目標を大きく上回っていたこともあり、デリバティブ市場では年内緩和の確度が低下する方向で織り込みが進みました。 ブレント原油先物が足元で125ドル水準を試す局面があったように、エネルギー価格の急騰は英ポンドの重しとなる重要要因でした。エネルギー輸入依存により英国経済は影響を受けやすく、最新の四半期GDPが0.1%のマイナス成長となったことも脆弱性を示していました。こうしたファンダメンタルズは、英通貨に弱気の見方を支えていました。 不確実性の高まりにより、向こう数週間は値動きの拡大が見込まれていました。GBP/USDの1カ月物インプライド・ボラティリティは約8%から13%超へ急上昇しており、市場が乱高下に備えていることを示唆していました。

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