米CFTCデータによると、金の非商業部門のネットポジションは前回の16万8300枚から16万3200枚に減少しました。

    by VT Markets
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    Apr 6, 2026
    米CFTC(商品先物取引委員会)のデータによると、非商業部門(投機筋)の金のネットポジションは163.2kへ減少でした。前回は168.3kでした。 投機筋のネットロングが168.3kから163.2kへ縮小したことは、金に対する強気センチメントの冷却を示唆でした。これまで見られた強い上昇モメンタムが一服し、価格のもみ合い、または小幅な調整が起こりやすくなっている可能性が高まりました。既存のロングはストップをタイトにし、現水準での新規ロングは慎重に判断すべき局面でした。

    マクロ環境と金利

    この変化は、直近の経済指標が「金を主要ヘッジとして保有する緊急性」を後退させる内容となっていることを背景としていました。2026年3月のCPIは2.1%と落ち着いた水準となり、2024~2025年に続いたインフレ局面を経て、FRBの目標にようやく近づいた形でした。これを受けてFRBは「高金利の長期化」姿勢を示しており、政策金利は3.5%に据え置かれていました。利息を生まない金に対し、利回りのある米国債などが相対的に魅力を増す環境でした。 また、FRBのタカ派的な発言は米ドル指数を107近辺まで押し上げ、金価格にとって大きな逆風となっていました。2023年半ばにも、ドル高が世界的不確実性が続く中でも金の上値を抑える動きが見られた経緯でした。この前例を踏まえると、ドル高基調は今後数週間において無視できない弱気材料でした。 デリバティブ取引では、先物の単純なロングから、リスクが限定される戦略へ軸足を移す示唆でした。SPDRゴールド・シェア(GLD)のプット購入、または金先物でのベア・プット・スプレッド構築により、下落局面への保険を効率的に確保できる可能性がありました。Cboe金ボラティリティ指数(GVZ)は14近辺で、昨年の水準と比べてオプション・プレミアムは相対的に割安であり、ヘッジコストの観点でも検討余地がある局面でした。

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